夢、覚めた。曇った空。遠く、雨。俯く。 「…―――。」 電車窓、日が射した。眩しくって目を細めた。奪われた『指定席』。立ち位置も、確保できず。 あ、そっか。そんなもの最初っからなかったっけ?まぁいいや。いつもの事です。 夢を見て辿り着いたこの場所は、ただの『希望廃棄工場』でした。競いあい潰された心の行方は、曖昧な未来。それはそれは、分かってたはずの『現実』ってやつでした。 夢を見せられて、夢に溺れてた。気が