OTOGI

レモン – OTOGI

ねぇ今同じ夢見てる
影を踏んだ水溜りの
中に沈む丸いレモンは
座りこんだかなしみの様

灰色
透明なブルー
染めていく
ぬるい昼下がりを

いつも
窓の外見ていた
同じ横顔
誰も気にしてない
ひかりの粒
僕と似てるかもって
ちょっと期待した
同じ方見てたから
レモンの匂い

だけどもう違う物語
窓の外に2人はいない
淡い期待は気体のままで
春の日差し、立ち昇ってく

さよなら
触れないまま
この恋は
額縁の中で

いつか
今日のこと思って
切なくなっても
きっと泣くことはない
並んだ影
君と同じような人を
探しても
知るはずないでしょう
レモンの味

いつも
窓の外見ていた
同じ横顔
誰も気にしてない
ひかりの粒
僕と似てるかもって
ちょっと期待して
知りたくなったんだ

いつか
今日のこと思って
切なくなっても
きっと泣くことはない
並んだ影
君と同じような人を
探してる
窓の外の世界
レモンの味

齧って捨てただけ

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