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無能 – osterreich

夢を見たんだよ 生まれた時のこと
美しくいきてね 子宮の街 僕ら手を叩いて笑ったんだ

絵の具を飲み干した 虹の色変わった
抱きしめられたくなった ひとりじゃもう歩けなくなった

笑いあっていたんだよ
おもちゃに愛を捧げて
触れられざる子供たちを
簡単な言葉で壊したい!

娼婦が火を放った 遠くの街で誰かが死んだよ

レミングスに誘われて たどり着くこの世の果て
強くはならないで 汚濁の中でサイレン鳴り響いて気が狂ったんだ

遊園地の奥でずっと待ってる
天国の構造をきみは知ってる

吐き気をのみこんだ 鉄の雨降りだした
パパとママは間違えた 数字はもう覆せなくなった

祈り続けていたんだろう?
造花に水を注いで
笑いあっていたんだよ
その身に愛を捧げて
ひつじたちの呼吸で
くだらない絵本を燃やしたい!

体に火を灯した
狂おしいほど聴こえるだろう? いきろ、と

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冗談 – osterreich

真っ白な髪を解いて、泡になるライ麦畑でつかまったら誰の声も届かぬまま、罰を待つなにも失わなくなったら誰かのために生きても天使なんかじゃない、誰も彼も天国なんかじ

ガイドビーコン – osterreich

帰り道はどこ?いつわりでもう飛べなくなってしまった!帰り道はどこ?いくらもない命で振り子にぶら下がってさかさまになっただけ痛みはない 痛みはない借りてきた言葉で

楽園の君 – osterreich

弔いと呼吸満たした飴の水槽をなぞった誰かがその指先を「楽園」だと言ってたうみべの気球に火がついて落ちる君の顔が笑ってるようにみえたなあそうだろ?最後のページ書い

映画 – osterreich

傘をさすふり地下鉄の終点でいま、吐き出してしまったあとすこし嘘をつくたびさかさまになった気がした焼き付いたしみが膿む前に諦めてしまえば鉄の味したわかりあってどう

swandivemori – osterreich

意味もなく死んだ蚕の群れは飛べないことなど知らぬようにはじけていく観覧車からさかさまのきみは飛べぬことを知らなかった地球儀回したビルに跳ね返る機械の讃歌、愛を歌

きみを連れてゆく – osterreich

吐瀉のさきで首の影が混ざって気化したよ明日ここは塩の試写室エンドロール、練り歩く朝、きみだけが無邪気な胸を躍らせて太陽につばを吐く鍵穴に当たった!まくらことば、

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