雫 – @onefive

雨の日に 人混みをぬけて
入った裏通り
本当は家まで遠回りだけど
これで良いの 明日の自分に
近づいた気がするから
イヤフォンから流れる
メロディーは雨音をどこかへ
連れていった 連れていった

傘をささずに上を向いて
思いっきり浴びた雨はもう
涙のように頬をゆっくり
落ちて落ちて
静かに消えた

小さい頃 嫌いだった雨
今眺めると
綺麗に見えて空を見上げるのが好き
雨上がり アスファルトの匂い
懐かしかったの 頭の中駆け巡る
メロディーは思い出をどこかへ
連れていった 連れていった

傘をささずに下を向いて
水溜りに映る自分の姿
少し遠く見えた自然の鏡
波紋を広げ
雫を誘った

光が射して
輝く軌跡の上で
踊り出すDancer
Moving Moving
想いの全て
吐き出したように

空っぽの心が
心地良くて
記憶でしか戻れない
思い出 探して 探して
ここからどこへでも
行けるような
ここなら何にでも
なれるような
そんな気持ちに嘘はなくて
ただきっかけが欲しかっただけなんだ

傘をささずに上を向いて
思いっきり浴びた雨はもう
涙のように頬をゆっくり
落ちて落ちて
静かに消えた