Omoinotake

  • 雨と喪失 – Omoinotake

    あの日からもう こんなにもの月日が経ったね写真だけは 捨てきれずに残ってるんだけど思い出の中 笑う僕らを 切り取って恋を終わろう消えていった 君はもういない いつしかの僕が 泣き出しそうな顔お願いどうか 何も言わないでいて 止まない雨が教えてくれた生きてく意味や涙の訳を飛べない僕は君に求めた ずっと笑っていてね止まない涙のような雨は僕の声をかき消すようで君の曖昧な口癖を ふっと思い出したりなんかし…

  • オーダーメイド – Omoinotake

    用意されたマークシートひとつだけの 正解を探す必ず答えのある 紙の上 僕だけの選択肢一人きりの 宇宙を彷徨う標識ひとつとない 道の上 無責任な言葉に 曲った道の途中で貰った 灯りもあったな誰かの暗がりに その灯りを置いていけるような 人でありたいな 神のみぞ知る 未来ならば変えていけるのは 僕だけのはずだろう本当の心を 道標にして進もう運命はオーダーメイド 描いた僕になる旅 過ちは 消しゴムじゃ消…

  • Blessing – Omoinotake

    愛想もない 何も持ってない戯言ばっか 吐き出す馬鹿愛とはlie 何も信じない僕ならどっか 君が消し去った あれもこれも 言葉にするほど薄まるばっか 頬だけ真っ赤あぁしょうもない 独り言をまた頭ん中 繰り返す matter 祈りはしない 誓えやしない君じゃない 神様にだなんて求めもしない 望みもしない ひとつ以外 居て 生きて そばで 僕より長く生きて 生きて くれやしないかねぇ 1秒だけ だってい…

  • この夜のロマンス – Omoinotake

    「会いたいよ」 ありきたりに並べた言葉を 君はきっと嫌がるけど電話越しの君の声に 高鳴って 溢れてこぼれそうだから 言わせて 寒空に 白く溶けて消えてく言葉は どこか物悲しいけど胸の奥を暖めてる 確かな想いはどこにも 消えやしないよ もう何もいらない こんな夜は二人で 甘いキスをしていたい静かな時の中で 眼を閉じて見つめ合うこんな夜は二人で 青い色のリキュールに映る街の灯りを ただ眺めていたいのJ…

  • カエデ – Omoinotake

    あんなに欲しがってた 愛や信頼は想像の100倍 背負うと重たかった押し潰されないように 全て守れますように祈り走る僕の 心を燃やすのも 愛と信頼だ 僕は変わっていく まばらに色づくカエデのように 形は変えずにあたたかな色に 染まっていく 人生は僕のためから愛しいあなたのためへ移ろいでいく その模様が 綺麗だと想う 人生は美しいだなんてまだ大きな声じゃ 言えやしないから噛み締めるように 願いを込めて…

  • 渦幕 – Omoinotake

    おやすみは 言わないで お願い綺麗な夜が 滲んでく胸に溜まる 涙は拭えずに仮面の中で 溺れている 秒針を戻しても いつかは同じ指を 探してしまうだろうか擦り切るほど 本当って信じたら虚構さえ 真実へ 変わるかなままならない 願いを 抱いて 嗚呼 哀しい だけど 愛しい 出来損ないの愛窮屈に 怯えるように 世界を 泳いでるわたしたち 逃げ切れない もうきっと 戻れない運命に 抗うように もがいて 渦…

  • トートロジー – Omoinotake

    クローゼットのコートの ポケットから出てきた映画の半券 あぁ こんなとこにも 君がいたのか 半分忘れてたのに また振り出しから やり直し早く思い出になってよ 早く懐かしく なってよ だらしない僕の ポケットには君ばかりだ冷め切ったカイロ あぁ いなくなった 体温みたいだ 半分塞がってたのに またカサブタから 繰り返し早く傷跡になってよ 早く愛しくなく なってよ 記憶の中の君へ 月日が化粧をしていく…

  • 幸せ – Omoinotake

    きっと知らないだろう捨ててしまいたい過去をふたりの序章だと 意味をくれたこと きっと知らないだろう君が呼ぶ僕の名前由来より大きな 意味をくれたこと 飲み干した 甘いサイダーむせ返る 僕を笑った繕った 笑顔なんか もういらないね どうして どうしてもらって ばかりいる僕を愛しいと言うの 僕は何を 返して 返して生きて 行けるんだろうか眩しい想いが 満ちて行く この感情の 名前をそっと君に伝えよう 「…

  • 空蝉 – Omoinotake

    蝉が鳴き止んだ 僕ら駆け出した天気予報は また今日も外れた水溜り踏んだ 君のローファー弾けた飛沫さえ 綺麗だなって思った ずぶ濡れのシャツ 張り付いて乾かない まるで君への想い 蝉が鳴き出した 僕ら歩き出した雨宿りを 永遠にしていたかった水溜り避けた 僕のスニーカーどうせ濡れてるのに どうしてなんだろう 君と二人待つ バス停でほろ苦い 青い夏草の匂い 今日も 言い出せなかったと赤く落ちた空へ 小さ…

  • クロスワード – Omoinotake

    背中を向けて 眠る君にしがみつくように眠る夜がいつからか 少しずつ当たり前になっていったね 向かい合わせの椅子で画面ばかり 見つめてる愛しかったはずの 君の横顔 曖昧な 相槌ばかりにからまわる まるでひとりごといつかの君ならきっと目を見て 頷いてくれたね おざなりな そのキスに気づいて 傷ついて愛しかったはずの 君のすべて 私たち どこで間違えたのかな解けないクロスワード 空白を埋める言葉はどっち…

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