OKOJO

  • 春の風 – OKOJO

    長い道のりを歩いた気がするけど いい加減飽きたかい?疲れたなら少し休んだって誰も起こさないからさ 結んだ紐も汚れてしまうような 転んでしまうようなぬかるみを君と向かい合って乗り越えてここまで来たね 春の風が吹いて花びらが舞う頃にはありがとう だけじゃ足りないなまた目が覚めたら話すよ 難しいことを話す気はないけど回りくどくなるよなくしゃくしゃに泣いた夜にだって朝日は微笑んでただろう? 思い出せなくて…

  • 寝ても覚めても – OKOJO

    今になって思うんだああ言えば良かったなんてこと君にも少しはあるかい? 話の続きはまだ書き上げられないよでも頭の中にはあるんだ 瞬きより短い時間で下書きより拙い関係でいい 繋がったままでいたかった繋がったままじゃダメだった忘れようとするほどに思い出す背中が僕のことを引き留めてる寝ても覚めても 僕が生まれてから少し経った秋の日君もどこかで生きていた 羽ばたくように 駆けだすように言葉の海を渡ったその先…

  • サビが来るまで – OKOJO

    初めて出会った日のことを覚えてる?あの日から何を得て何を失ったんだろう 取り残された僕は一人でテーブルの料理を静かに平らげ店を出る ラジオに響く音楽が僕のことを歌ってるサビが来るまでもうちょっとまだ家には着かないで ふざけて話したつもりの言葉でさえ君を逆なでしてた?謝っても遅いよな 助手席には君の匂いが残ってる早く僕から遠ざけてくれないか ラジオに響く音楽が僕のことを歌ってるサビが来るまでもうちょ…

  • 遮二無二に恋しない – OKOJO

    待ち合わせ場所は駅前のバス停前カフェのテラス席 座るスーツの男女が僕を見て笑っていたような気がした 離れて三ヶ月もしないうちに僕らは赤い糸を信じなくなっていたねめんどくさいことは先延ばしにして君のせいにして一人になってやっと気付いた もう遮二無二に君に恋しないよだけどそばにいて消えかけの炎にもう一度息を吹きかけてやろう遮二無二に君に恋しないよだけどここにいて君と僕の物語は今、何章目あたりなんだろう…

  • 君はアウトドア派 – OKOJO

    いい歳こいて免許のひとつも持っていないような僕だから流行りの店も女心もわかってなかったよな ごめんな あいつとの思い出が忘れられないと言った携帯の容量は埋まらない君はアウトドア派 ドライブだってサイクリングだってしたかったダイビングがよかった?教えてほしいな後悔したって呼び止めたって遅いよな君はアウトドア派さ 趣味は何?と聞かれたって 上手く答えられない僕だけど君のことは愛してるなんて 息をするよ…

  • 殿堂入り – OKOJO

    本当の名前も僕は知らないままで君に恋をした 一人行為をした自分の気持ちに誇りを持つ勇気さえ 君はくれたのさ 心に触れたのさなにやらギャップがモテるんだって ファッション誌の薄っぺらい記事袋とじ 親指で開ける意地 君に注ぐ愛 たまにでいいから思い出してよ数ある中の一つとしても君への想いに嘘は無いから僕がいなくても寂しいとか これっぽっちも思わないんだろうな君は僕の殿堂入りさ 気付いちゃったんだ この…

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