OJS48
五十歩百歩 – OJS48
夕立に降られた街角
スポーツ新聞を 広げて
近くの軒先に
ずぶ濡れで逃げ込み
空の雨雲を見上げる
ついてないこと たまにある
恨んでみても しょうがない
そのうち雨も 小降りになって
どこかに虹も出るさ
五十歩百歩 急いだって
長い長い人生 大して変わらないよ
五十歩百歩 生まれ 生きて
向かうゴールは 誰もみんな同じ場所だろう
足下で丸まる野良猫
世間のことなんて 気にせず
小さなあくびして 知らぬ間に眠って
どんな夢を見ているのか?
傘がないこと 嘆くより
屋根があること 喜ぼう
どんな不幸も 何とかなるさ
いつしか雨もあがる
損や得を 計算しても
長い長い人生 結局 チャラになるよ
損や得を 捨ててしまおう
他人(ひと)と較べなければ
楽に生きてゆける
五十歩百歩 急いだって
長い長い人生 大して変わらないよ
五十歩百歩 生まれ 生きて
向かうゴールは 誰もみんな同じ場所だろう