NOVELS

星と君とマーブル模様のこと – NOVELS

初めて立って歩き出したときを
そこに無いものが欲しかったことを
忘れずにずっと覚えていられたとしたら
傷つくことなど恐れずいれただろうか

心は頭の中にあるのにどうして胸が痛むんだ
始まりと共に終わりはあるのに 僕らは大きくなった

思い出をいつも探して

本当に嘘のようなことが起こるのは
君の命をこの星は忘れたりしないから

月の欠片だと思っていた石が
実はどこにでも落ちている石ころで
自分にだけだと思い込んでいたものが
実は誰にでも与えられたもので

捨てた瞬間はすっきりしたのにどうして胸が痛んだんだ
心がそれらを捨てないからだろう 過去に変わってしまっても

いつまでも君の傍に

本当に嘘のようなことが起こるのは
君の涙をこの星は忘れないから

そうやって何度も迷い立ち止まってきた
気付くと僕らの地球儀は落書きのような印で溢れた
人造の希望 忘れてはいけないもの
ひとつも無駄は無いんだよ
捨てるものなんて拾ってないんだから

臆病者で弱くてずるくて傷つくことを恐れても
それは生きたいと願う証拠 傷も今じゃ模様なんだ

この星ととてもよく似た

本当に嘘のようなことが起こるのは
君の命をこの星は忘れないから
始まりと共に終るけど輝いているのは
君の命がこの星の心だからだよきっと

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