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祈りうた – nano.RIPE

さよなら さよなら 泡になり消えてゆく
弾けた思いと澄みわたる風景画

通り過ぎた時間の中で 落としたものはもう戻らない

見上げた夜のしじまに笑う月の美しさ
コトバは脆く儚く傷跡さえ残せずに消えてゆく

さよなら さよなら またいつか会えるかな
ウソでも笑えたら少しは楽なのかな

目を閉じれば今だってほら 日々もきみもこんなに近く

伸ばした腕は届かず帰る場所を失った
欠けた光が白く消えたらぼくはもう行かなきゃ

過ぎ去りし日々が頬を伝って夢になる
思い出すたびに忘れるほどにキレイになる

見上げた夜のしじまに笑う月の美しさ
ねえもう少し ねえもう少し 何もかも忘れないで

届くことない祈りを捧ぐ 消えないでお月様
あともう少しだけこの場所で 祈るぼくを見下ろしていてください

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レインカーテン – nano.RIPE

いつもより少し暗い朝 首筋を冷やす黒い夢きみの手は熱を帯びて 大丈夫だよって言う 大丈夫だよって言う逆さまに見た窓から 覗きこむ夢の粒に組み立てた日々を投げた 

フラッシュキーパー – nano.RIPE

夢から覚めた東の空 世界を乗せて回りだした脈拍はいくつだ?そびえ立つビルの隙を抜け走る だれかの作った最先端に乗り流れる景色はだれのものでもなく あたしもそう景

リップシンク – nano.RIPE

じゃあね ぼくは向こう側へじゃあね きみと向こう側へ手を繋いだら怖いものがなくなるわけじゃないけど行こう胸を塞ぐカタチのない影を少しずつきみのカタチへ近付けてく

細胞キオク – nano.RIPE

時間が後ろへ流されてく 手を振る間もなく流されてくあの子の匂いが薄れてゆく 赤い目をこすった まだ眠りたくない夢を見るたびオトナになる 大事なものから零れてくの

月影とブランコ – nano.RIPE

月影照らす帰り道 公園を通り過ぎると規則正しく揺れるブランコに思わず未来を重ねるゆうべの雨を吸い込んだ砂に足跡を残してココに居ることを確かめるたび少し泣きそうに

バーチャルボーイ – nano.RIPE

時計の針を眺め眠れずに朝を待つもしもぼくが鳥のように飛べたならきみが好きなあの子にもう少し似ていたら目を閉じて思い通りの世界へ妄想ばっかしてるんだって頭の中でも

花残り月 – nano.RIPE

古びたコトバ繰り返しつぶやいてみる伸ばしたままの爪痕はほら消えないよ探し物なら見つかるように置いてくよ少しずつ変わるでしょう 街の色と共に旅慣れないぼくの両手は

ハナノイロ – nano.RIPE

涙の雨が頬をたたくたびに美しくくだらないルールからはみ出せずに泣いていた ぼやけすぎた未来地図すり減ったココロを埋めたくて集めた 要らないモノばかりバイバイ あ

ハッチ – nano.RIPE

こんな風だったっけ どんな風だったかなあたしがずっとなりたかったのはゆらゆらと揺れる隙間だらけ 見ないふりが出来たなら泣いたり笑ったりするといつも顔を出すパラノ

てのひらのマリー – nano.RIPE

夕暮れを待っている 月は夜を待っているぼくは手を待っている きみの手を待っているあの頃のように影を伸ばしてここまでおいでよ繋いで泣いた 柔らかく滲む赤に遠回り途

世界点 – nano.RIPE

掃いて捨てるほどありふれたコトバでも伝えたくて小さなあたしが埋められる少しの隙間だってあるから星の数ほどの今を乗せ止まることなく回る世界遠ざかって振り返ってそれ

ノクチルカ – nano.RIPE

願い事ヒトツ唱えては消えた この手に触れることなく叶わずまたヒトツ流れては消えた この目に色を残して彩る世界に空より焦がれたあの子は居ないけれどつまずきうつむく

雨を待つ – nano.RIPE

泣き出したくてぼくらは雨を待つルララルララって歌いながら今日の空が消えたらもう行かなくちゃ いつもよりも近くで笑うきみ嗅いだことない香りは胸の奥 ギュッとするく

セラトナ – nano.RIPE

真夜中に目が覚めた おかしな夢を見てた知らないだれかになり 泣いてるぼくを見てた冷たい床をそっと裸足で踏みしめたら窓から覗く月が分厚い雲に消えたもがいたって足掻

空の少年 – nano.RIPE

大切なものを失くしたんだと言ってきみはあたしの元を訪ねたそのときあたしは青色ベッドで空に焦がれる夢を見ていた踏み切る足がわからなくって怯えていたあたしに「ぼくも

15秒 – nano.RIPE

秘密のドアのその先の宝の地図の示す場所数え切れない夜を抜けココまで歩いてきた15秒だけ目を閉じて開いたあとの世界の色そのとき見えた何もかもぼくはきっと忘れないほ

面影ワープ – nano.RIPE

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最短距離で(8810ver.) – nano.RIPE

きみの手を握ったあの感覚を忘れないうちにさっき夢見たあの景色を忘れないうちに未完成なままがぼくらしいと言ってたきみと不完全なモノに振り回されては笑う出来るコトな

ゆきのせい – nano.RIPE

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