めまいがするほどに響く きみの声ばかり
惹かれるまま歩き出す 誓った場所へ
月明かりの下で星明かりの下で
約束のないぼくらなら出会える気がしていた
手探りで進もうか 声が道しるべ
五感なんてもうすべて耳に預けよう
めまいがするほどに響く きみの声ばかり
本当は二度と聴こえない そんなことくらい
わかってるけど離れない きみの声ばかり
夜に乗れば届くかな 光って消えた
隙間を埋めるような習性があるんだろう
泣いてしまえば薄れゆく気がするから泣かない
五感と言わずぼくごときみにあげるよ
今すべてが戻るなら繋いでたんだろな
悔やんでももう戻らない 会いたいよ
こんなウタより欲しかったきみの体温は
ぼくより少しあたたかく 光って消えた
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いつもより少し暗い朝 首筋を冷やす黒い夢きみの手は熱を帯びて 大丈夫だよって言う 大丈夫だよって言う逆さまに見た窓から 覗きこむ夢の粒に組み立てた日々を投げた
さよなら さよなら 泡になり消えてゆく弾けた思いと澄みわたる風景画通り過ぎた時間の中で 落としたものはもう戻らない見上げた夜のしじまに笑う月の美しさコトバは脆く
夢から覚めた東の空 世界を乗せて回りだした脈拍はいくつだ?そびえ立つビルの隙を抜け走る だれかの作った最先端に乗り流れる景色はだれのものでもなく あたしもそう景
じゃあね ぼくは向こう側へじゃあね きみと向こう側へ手を繋いだら怖いものがなくなるわけじゃないけど行こう胸を塞ぐカタチのない影を少しずつきみのカタチへ近付けてく
時間が後ろへ流されてく 手を振る間もなく流されてくあの子の匂いが薄れてゆく 赤い目をこすった まだ眠りたくない夢を見るたびオトナになる 大事なものから零れてくの
月影照らす帰り道 公園を通り過ぎると規則正しく揺れるブランコに思わず未来を重ねるゆうべの雨を吸い込んだ砂に足跡を残してココに居ることを確かめるたび少し泣きそうに
時計の針を眺め眠れずに朝を待つもしもぼくが鳥のように飛べたならきみが好きなあの子にもう少し似ていたら目を閉じて思い通りの世界へ妄想ばっかしてるんだって頭の中でも
古びたコトバ繰り返しつぶやいてみる伸ばしたままの爪痕はほら消えないよ探し物なら見つかるように置いてくよ少しずつ変わるでしょう 街の色と共に旅慣れないぼくの両手は
涙の雨が頬をたたくたびに美しくくだらないルールからはみ出せずに泣いていた ぼやけすぎた未来地図すり減ったココロを埋めたくて集めた 要らないモノばかりバイバイ あ
こんな風だったっけ どんな風だったかなあたしがずっとなりたかったのはゆらゆらと揺れる隙間だらけ 見ないふりが出来たなら泣いたり笑ったりするといつも顔を出すパラノ
夕暮れを待っている 月は夜を待っているぼくは手を待っている きみの手を待っているあの頃のように影を伸ばしてここまでおいでよ繋いで泣いた 柔らかく滲む赤に遠回り途
掃いて捨てるほどありふれたコトバでも伝えたくて小さなあたしが埋められる少しの隙間だってあるから星の数ほどの今を乗せ止まることなく回る世界遠ざかって振り返ってそれ
願い事ヒトツ唱えては消えた この手に触れることなく叶わずまたヒトツ流れては消えた この目に色を残して彩る世界に空より焦がれたあの子は居ないけれどつまずきうつむく
泣き出したくてぼくらは雨を待つルララルララって歌いながら今日の空が消えたらもう行かなくちゃ いつもよりも近くで笑うきみ嗅いだことない香りは胸の奥 ギュッとするく
真夜中に目が覚めた おかしな夢を見てた知らないだれかになり 泣いてるぼくを見てた冷たい床をそっと裸足で踏みしめたら窓から覗く月が分厚い雲に消えたもがいたって足掻
大切なものを失くしたんだと言ってきみはあたしの元を訪ねたそのときあたしは青色ベッドで空に焦がれる夢を見ていた踏み切る足がわからなくって怯えていたあたしに「ぼくも
秘密のドアのその先の宝の地図の示す場所数え切れない夜を抜けココまで歩いてきた15秒だけ目を閉じて開いたあとの世界の色そのとき見えた何もかもぼくはきっと忘れないほ
地平線をなぞるように空と地球を繋いでる雲がぼくの住むこの街をぐるりと囲った夢うつつの昼下がりに綿菓子みたいなそれを千切り微かに空いた穴の向こう側目を凝らせば小さ
きみの手を握ったあの感覚を忘れないうちにさっき夢見たあの景色を忘れないうちに未完成なままがぼくらしいと言ってたきみと不完全なモノに振り回されては笑う出来るコトな
まだ終わらない?悲しい物語目を閉じたまま祈り続けてたんだもし願い事に叶う数があるならああ あんなこと願わなきゃ良かった欲張りに何回も首を捻られたって優しくはなれ