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めまい – nano.RIPE

めまいがするほどに響く きみの声ばかり
惹かれるまま歩き出す 誓った場所へ

月明かりの下で星明かりの下で
約束のないぼくらなら出会える気がしていた

手探りで進もうか 声が道しるべ
五感なんてもうすべて耳に預けよう

めまいがするほどに響く きみの声ばかり
本当は二度と聴こえない そんなことくらい
わかってるけど離れない きみの声ばかり
夜に乗れば届くかな 光って消えた

隙間を埋めるような習性があるんだろう
泣いてしまえば薄れゆく気がするから泣かない

五感と言わずぼくごときみにあげるよ

今すべてが戻るなら繋いでたんだろな
悔やんでももう戻らない 会いたいよ
こんなウタより欲しかったきみの体温は
ぼくより少しあたたかく 光って消えた

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レインカーテン – nano.RIPE

いつもより少し暗い朝 首筋を冷やす黒い夢きみの手は熱を帯びて 大丈夫だよって言う 大丈夫だよって言う逆さまに見た窓から 覗きこむ夢の粒に組み立てた日々を投げた 

祈りうた – nano.RIPE

さよなら さよなら 泡になり消えてゆく弾けた思いと澄みわたる風景画通り過ぎた時間の中で 落としたものはもう戻らない見上げた夜のしじまに笑う月の美しさコトバは脆く

フラッシュキーパー – nano.RIPE

夢から覚めた東の空 世界を乗せて回りだした脈拍はいくつだ?そびえ立つビルの隙を抜け走る だれかの作った最先端に乗り流れる景色はだれのものでもなく あたしもそう景

リップシンク – nano.RIPE

じゃあね ぼくは向こう側へじゃあね きみと向こう側へ手を繋いだら怖いものがなくなるわけじゃないけど行こう胸を塞ぐカタチのない影を少しずつきみのカタチへ近付けてく

細胞キオク – nano.RIPE

時間が後ろへ流されてく 手を振る間もなく流されてくあの子の匂いが薄れてゆく 赤い目をこすった まだ眠りたくない夢を見るたびオトナになる 大事なものから零れてくの

月影とブランコ – nano.RIPE

月影照らす帰り道 公園を通り過ぎると規則正しく揺れるブランコに思わず未来を重ねるゆうべの雨を吸い込んだ砂に足跡を残してココに居ることを確かめるたび少し泣きそうに

バーチャルボーイ – nano.RIPE

時計の針を眺め眠れずに朝を待つもしもぼくが鳥のように飛べたならきみが好きなあの子にもう少し似ていたら目を閉じて思い通りの世界へ妄想ばっかしてるんだって頭の中でも

花残り月 – nano.RIPE

古びたコトバ繰り返しつぶやいてみる伸ばしたままの爪痕はほら消えないよ探し物なら見つかるように置いてくよ少しずつ変わるでしょう 街の色と共に旅慣れないぼくの両手は

ハナノイロ – nano.RIPE

涙の雨が頬をたたくたびに美しくくだらないルールからはみ出せずに泣いていた ぼやけすぎた未来地図すり減ったココロを埋めたくて集めた 要らないモノばかりバイバイ あ

ハッチ – nano.RIPE

こんな風だったっけ どんな風だったかなあたしがずっとなりたかったのはゆらゆらと揺れる隙間だらけ 見ないふりが出来たなら泣いたり笑ったりするといつも顔を出すパラノ

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掃いて捨てるほどありふれたコトバでも伝えたくて小さなあたしが埋められる少しの隙間だってあるから星の数ほどの今を乗せ止まることなく回る世界遠ざかって振り返ってそれ

ノクチルカ – nano.RIPE

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空の少年 – nano.RIPE

大切なものを失くしたんだと言ってきみはあたしの元を訪ねたそのときあたしは青色ベッドで空に焦がれる夢を見ていた踏み切る足がわからなくって怯えていたあたしに「ぼくも

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秘密のドアのその先の宝の地図の示す場所数え切れない夜を抜けココまで歩いてきた15秒だけ目を閉じて開いたあとの世界の色そのとき見えた何もかもぼくはきっと忘れないほ

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