Motoki

もし、これを愛と呼ぶのなら – Motoki

からまった電線
ぼくのこころみたい
真っ赤にもえる
7時前の空はなぜか急がせてくる
大事なときじゃなくても
うまく話せないや

かわっていく季節
君の髪の色も

もし、これを愛と呼ぶのなら
息のできない夜の理由(わけ)も
ぜんぶせんぶ分かってしまうな
君でよかったな
これを愛と呼ぶのなら

ナニワ筋抜けて 川を沿って歩く
さくらの公園 目印に角を曲がれば
君のいるカフェ
もう覚えたけど
ああ まだ 緊張するなあ

ふとした沈黙の意味も
気づいているんだ もう

もし、これを愛と呼ぶのなら
君の流す涙の理由(わけ)を
ぜんぶせんぶ抱きしめるような
そんな自分でいれたらな
これを愛と呼ぶのなら

なみに打ち寄せられる
カラス貝みたい
何度も何度もこころをすり減らした
大切なことひとつ きっと
見落としていたんだ バカだろう?

もし、これを愛と呼ぶのなら
なぜか君であった理由も
ぜんぶせんぶ分かってしまうな
君でよかったな
これを愛と呼ぶのなら
これを愛と呼ぶのなら
これを愛と呼ぶのなら

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