MOROHA

五文銭 – MOROHA

2017 大晦日 もうそろそろだ
座布団の端っこ握りしめて
覚悟決めて テレビつけて食らいつく NHK紅白
土手っ腹にピストル 上がっていく脈拍
決して目逸らさずに焼き付ける網膜 全身は硬直
罪深くて醜い けれども手放せない感情が込み上がる
こんなにも苦しい こんなにも狂おしい
華やかな照明がすげーなって思った
荒れ果てた俺の部屋ひでーなって思った
赤が勝とうが白が勝とうがどっちだって一緒だ
俺が負けてるって事だけはわかってた
午前0時 鐘が鳴る 訪れる新年
ではなくてこの胸にしがみつく
自らの信念にこそ書初めを刻めよ
だってそうだろ? いつの時代も
選ばれなかった人間は
自ら選びとるしかないんだ

声を揃えてなんてうたわれてたまるか
誰とも揃わねぇ俺だけのうただ
笑顔なんて辞めろよ 真顔にこそ用がある
眠ってる野望を引きずり出してやる
愛が全てか? それは本当か?
夢を叫んだって現実は黙らないじゃないか
信じてるなんてお前簡単に言うなよ
他人も自分も裏切って来ただろう
諦めた記憶こそ酷く鮮明で
立ち上がる俺の足を掴んで離さない
変わらなきゃ変わらない そんな事わかってる
決意のケツ 引っ叩く強く
もうスヌーズはなしだ 一発で目覚めろ
豚は死ね 狼は生きろ
おお神よ 俺達に慈悲とご加護を
なんて言わねぇ 頼むから邪魔だけはするな
「一人じゃないよ」なんて気休めを蹴飛ばして
「一人でもやれ」ってうたを叫べ
再生ボタンは奥歯の上にある
噛み締めた時だけ鳴り響く音楽

どこへ?なぜ?どうして?
何をもってそこまで?
いつまで?誰の為?なんの為に?
追いかけ続ける問いかけの答え
答え…

さぁディスるんならディスるで殺す気で来いよ
ちゃんと狙え 俺の心ならここにある
傷付く事さえも誇りに思う
それは人間である故 真剣である故
通すのは筋じゃなくて何よりも意地だ
革命のページは中指でめくるんだ
生ぬるい現場には冷や水をぶっかけろ
反省はあったって後悔にするなよ
突破するセキュリティ マイクジャック決行
速攻でKO 心フルボッコ 居場所を一つ失くした
泣くしかなかった夜が連なった
「なぁ頼む 頼むからもう一だけ回チャンスくれ」
叫びたくなるライブ何遍もあった
今度はしくじらずに絶対にうまくやる
フロアで風呂場で震え俯いた
涙を落とすならノートで受け止めろ
泣き喚き叫ぶのならマイクを通せよ
俺の代わりなんざいくらでもいる
だからこそ この場所は絶対に譲らない

どこへ?なぜ?どうして?
何をもってそこまで?
いつまで?誰の為?なんの為に?
追いかけ続ける問いかけの答え
答え、、、

ポケットの有り金をぶっこんで外した
宝クジの裏側に歌詞を書き殴った
これでもう一回だけでかい夢を買い直す
孤独も葛藤も今度こそ飼い慣らす
唇を噛んだ回数がキャリア
ライバルの多さ それこそがスタミナ
パンパンの武道館で見せつけたビーバー
時代を掴みかけてるマイヘア
今は涙が出る位に恵まれた時代だ
悔しさそれだけが芸の肥やしだ
「売れてる音楽なんか全部クソだ」
いや そんなのは嘘だ 嘘にできるんだ
揺れる動くサイリウム 舞い踊るアイドル
どっからどう見たって俺が挑戦者
「別物だ!」なんて逃げは許すな
嫉妬して嫉妬して じっとしてらんねぇ
歪まないギター 怯まないラッパー
負けん気のプロはどこまでだって行ける
誰も信じない それも構わない
いつか 「信じられない!」の声が聞きたい
めちゃくちゃに売れたら俺は変われるか?
寂しさの死神はどっか消えるか?
UK お前とは仲悪くなるかな
そん時は新曲 悪口で書こうな
この先に何があるか なんて事は知らない
想像を絶する地獄かもしれない
俺は弱い 直ぐに調子乗る それでも
愛された記憶だけは片時も離さない
今作のアルバムリリースはメジャー
ユニバーサル VS 二本の中指だ
俺達の為に俺達が選んだ
さぁ喰うか喰われるか 腹を括るんだ
出しゃばって生きてたい もっと燃えてたい
もっと求められたい もっと愛されたい
欲深い自分 それ故に付きまとう
苛立ちよ眠るな 一睡もするな
いいか 夢の中でさえも夢にめがけてひた走れ
その代償は甘んじて受け入れて
現実を鉛筆で残さずに掻き集め
時間も忘れて どこまでものめり込め
食っていく為にやる音楽はやめた
世界を変える音楽に決めた
俺の言葉は俺よりも偉い
だから舌に従って本当にしたい

どこへ?なぜ?どうして?
何をもってそこまで?
いつまで?誰の為?なんの為に?
追いかけ続ける問いかけの答え
答え…

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