平日の夜の静かな通りで
スーツ姿の君が俯いて歩く
肩幅は以前よりも狭くなった気がした
余計なお世話だろうけど
同じボールを蹴ってたあの頃だけが
僕らの時間の本当で
尖らせた鉛筆の脆さなんか知らない
君も僕も孤独で
それだけが救いだったから
話しかけたならどんな顔で
どんなひとことをまず投げるだろうか
一瞥をやるだけで
また歩き出しても
それはそれで君らしいけど
胸が痛むのは僕が愚かだから
くだらない共通言語や先生の名前も忘れた
今年の雪はどのくらい積もるのかな
西に 東に 影は伸び 離れてゆく
踵を返したのは僕の方で
それっきりかどうかなんて分からないが
今ここで会ったことは神様の手違い
必然なんか求めないぜ
夢のような日々に映るだろうか
スターになれていないうちは
まだちょっと手厳しそうだ
長生きする予定とか僕にはないから
元気なうちに話したいね
また会いましょうね
必ず会いましょうね
募る話だってあるでしょう
大きな波も超えたでしょう
今年の雪はどのくらい積もるのかな
西に 東に 影は伸び 離れてゆく
どこにも帰れない
子どもの夢もジオラマも
もう寂れてしまったよ
旺盛な知識欲を満たすほどに
運命の青い渦はその目を隠すのだ
何に縛られるでもなく
この道を選んで歩く
誰に縛られるでもなく
この道を選んで歩く
何に縛られるでもなく
この道を選んで歩く
君はこれからもずっと
僕の大切なともだち
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