Mom

  • さようなら、サイエンスフィクション – Mom

    あの傑作を超えちゃうような出来事がいつも潜んでいる現れてすぐ引っ込んで忘れっぽい僕らを惑わせるほら、なんだか疲れてきちゃったねけどちょっぴり楽しい気もするんだその狭間で泳げるようなエネルギーはどこにあるんだろうか 引き伸ばされていく日常にささやかなダンスと弔いを諦めちゃった人割とよくやった人 僕らのサイエンスフィクションは塗り替えられてしまった!イメージをリズムに変えたならその手を叩いてね Na …

  • ¥ – Mom

    僕のこと、否定してくれないかこんな場所で歌ってる僕のこと言葉より残酷な視線をここに突き刺して僕の嘘を暴いてくれないか 僕のこと、引きずり出してくれないかこの平穏を貪るだけの暮らしからモルヒネを打つようにね漂白された話題を話題にしてこの平穏を貪るだけの暮らしから 考えちゃいけないよ思いついてはいけないよ口に出したらそればっかりが僕を苦しめるだろう考えちゃいけないよ思いついてはいけないよ口に出したらそ…

  • 電話とヘリコプター / 16対9 – Mom

    待てど暮らせど鳴らない電話ポケットの中で重みだけがいやにはっきりしてくるものすごい音を鳴らすのは低空飛行中の報道ヘリコプター僕と風景のあわいを往来する 少しだけ耳を塞いだ少しだけ耳を塞いだ少しだけ耳を塞いだ君からの電話を聞き逃さないように がらくたを返せと言ってやった!目の前に漂う空気の層を切断するような感じで僕の言葉は言葉にならず喉の奥のヘンな味だけがいやにはっきりしてくる… 少しだ…

  • あの子が描いた非現実の王国 – Mom

    今までも これからもずっとずっと知られないままの沈みそうな夜にあの子が描いた非現実の王国 あの子は友達と花を千切って日記と一緒に火をつけたそして画期的な光を空に放ってこの宇宙から逃げ出す準備したようだ けれども情熱が世界をひっくり返すのはほんの数秒の小さな出来事で意味を持ちすぎた過去とひどくくたびれた未来が容赦なくそれを否定しにやってくるだろう 沈みそうな夜にあの子が描いた非現実の王国不完全な暗闇…

  • ロストシング – Mom

    静けさがバイオレンスに響くのは誰のせいでもなく僕のせいなのさおあつらえ向きな間取りの隅っこで君はテレビのほう向いて笑ってる 時計の針が12時を指し僕は数万回目の食事を済ませる友達は怠惰ですぐに居眠りを始める 夢の中 無政府状態の広場で聞き覚えのあるようなないような声がする僕は構わずに買い物を続ける高級車が街で魚みたく群れる(泳ぐ!走る!飛ぶ!) 時計の針が12時を指し僕は数万回目の食事を済ませる友…

  • 青い花 – Mom

    僕が辿り着いた世界の果ては名前を持たない人がいる黄昏れを無邪気に映しながら僕のギターは強くうなだれる痛みは遅れてやってきて猫が死んだってみんな気付かないよだしぬけにこぼれる涙の跡を不思議そうに眺めるけど 「心配はいらない」と他人の歌を繰り返した 生まれた場所も愛した人の顔も忘れてしまいそうなんだよいまここに花を咲かせることがこの世界では一番素敵なことだよってあの子の囁きが僕の耳元で機械のように繰り…

  • 僕はラジオ – Mom

    虚ろな瞳の向こうがかつてない速度で汚されていく ガソリンの匂いは薄まらずに伝わってくる覗き見ていただけの世界が動き出す 僕はラジオ君をどこかに連れ去るよ太陽が闇を隠す頃とっておきのナイフで!君は何を求めてダイヤルを回すのだろう誰にも奪われないようにこの世界の全部をあげる 君の表情と表情の間のまだ色のついてない些末な動きがあってそれを欲望のレーザーサイトがいつだって捉えているのだぜ若さも青さも情熱も…

  • スーパーヘヴン – Mom

    彷徨いたくて外へ出たのに欺きたくて外へ出たのに 雨に打たれてしまったのさ寓話のような夜だったのにみるみるうちに破綻していくここにいることを後ろめたく思う 重さのない人間だらけさ目に映るのはスーパーヘヴンオーマイスーパーヘヴンちょっと覗かれてみたいよ 瞬間的に浮かんだ文字忘れたくて外へ出たのに 雨に打たれてしまったのさ寓話のような夜だったのに役立たずのこの心 受け入れる場所は明るく親しげに喋りかける…

  • 勝手にしやがれ! – Mom

    天気予報士がニュースの緊張をほぐすように僕は毛布で作った暗闇でコミックソングを口ずさむ (1994年の)不完全な繊維の隙間から光が漏れたそりゃないぜ…がっかりしちゃったな 窓を開け放って硬い空にスタッドを打込むイメージを浮かべた途端にそれも飽きちゃって何も感じなくなってもうなんかダメかもしれないもうなんかヤバいかもしれないネ 晴れでも雨でも曇り空でも全然楽しくないのは僕がどうにかなったからなのか現…

  • 続・青春 – Mom

    ロックンロールの自惚れから目覚めたのなら撃ち抜いてみればいい参照点は見つからない真空管は応答しないのさもう二度と!眠れない詩人の言葉が僕の部屋で硬直している心は誰にも託さずにどこへも飛び出せずにいる 撃ち抜けばそれでいいのさそう! 感触をただ楽しめよ青春は終わりを告げてしまうけどそれがどうかしたの 犬や猫のようなそんな真実味のある仕草なんて僕らは一生ものにできないけど眠りから覚めた一瞬の表情にそれ…

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