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デイドリーム – mekakushe

夜にまぎれた昼間のひかり
誰も知らない世界の終わり

裸足のままベランダに出た
新しい風が吹いていた

ぼくだけが古いまま生きてるみたい
そんな気がして深呼吸した

けむりを巻いて消えてしまった
デイドリーム

空や海の青さは
きっと数え切れない人の悲しみ

なんとなくでもかまわないから
そばにいてほしいだけだから

白々と夜が明ける頃
暗闇が手招きした

透明色のきもちを抱いて
デイドリーム

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余映 – mekakushe

愛してたよなんてさ 落ちこぼれたモンスター部屋の灯りを消して 暗闇に誘って正しくはないけど 間違ってもいないでしょ前髪を正して さようならを言わなくちゃぼくたち

想うということ – mekakushe

ぼくだけ知っている あなたの美しさひとりじめしたくて 今日も隠している闇夜の冷たさが 背中に吹き込んだあの子のこめかみを汗が歩いている今日も愛している、世界が忘

ペーパークラフト – mekakushe

きみがひとりじゃないことを わたし知っていたよあれがひかりじゃないことも わたし気がついてたよ漂白したてのシーツに 浮き彫りになる悲しみでも、「笑うだけが命でも

もしものはなし – mekakushe

坂のてっぺんに着いたからお別れしておきましょうこれでいいんだって思える日が来ると信じてたきみの黒い目の奥々で泣いている僕がいた死んだらどうなるのかと聞いたら笑わ

箱庭宇宙 – mekakushe

きみの部屋の隅で小さな宇宙を育てています。子どもの頃みた夢が怖いだからもっとそばにいてかなしいことは言わないでしあわせかなんて聞かないで枯れた花に水をやってさ宝

空中合唱 – mekakushe

生まれたときのあたたかさとか 覚えてるから寂しくなるさわれないほど柔らかくなった わたしの命は腐敗してた空中に浮かんでる ふわりふわり浮いてるわたしは世界の向こ

好日日和 – mekakushe

「自転車を貸して?」きみの街まで急ぐんだぼくにだけ神様がいなかったから自転車を漕いで目には見えない心をきみに預けに向かってもいいよねこのままだときみはぼくのこと

ばらの花 – mekakushe

心のすみに咲いたばらの花摘み取るんじゃなく育てましょう退屈な日々もいつの間に過ぎてゆく新作でるたび 古くなる大切だと抱きしめてくれた誰かのこと忘れてしまえるほど

屋上にて – mekakushe

高いビルから見渡してる 足をぶら下げ、まどろんでるあなただけに託してみる わたしのすべてを預けてみる高いビルから見渡してる 駅前開発もすすんでるいつの間にか変わ

わたし、フィクション – mekakushe

すこしだけでいい あとちょっとだけでいい贅沢は言わないから せめて、足さずに引かずに同じ人じゃないから 右手と右手は繋げないねもうなんにもいらないからわたし、フ

エバーグリーンとアイスクリーム – mekakushe

とっくに錆びたエバーグリーン寄り道で買ったアイスクリーム寂しいならいっそずっと壊れたままいたいな、わたしは寂しがりをしていた寂しい生き物を演じてたほんとに寂しい

COSMO – mekakushe

アンドロイドみたいな人間だ鏡にうつる僕は透明ベランダからこぼれる砂時計世界が終ろうとしているハッとして駆け出したあの空に忘れてきてしまった残像あたまと身体が別々

昼顔 – mekakushe

あなたの左目をこすってみたけれど世界は変わらない変わるわけがないあなたのことだから 忘れているでしょうわたしのことだから ずっと忘れない狂った昼下がり 歪んだ抱

泣いてしまう – mekakushe

もう行かなくちゃいけないきみは大事にしてくれない今日より明日がよくなっても今がイマイチじゃ意味がないもう会えないかもしれない束の間の永遠かもしれないそれでもいい

Nostalgia – mekakushe

目覚ましが鳴る前に起きたあまりに透明な朝だった夢をみているような気分仰向けになって空をみたあの日からずっとあの日だったまだ、きみを好きだと気付いてしまった揺らい

あかい – mekakushe

なんにもないなんて本当はないんだってなんにもないこと存在してるから理屈ぽいねって きみに言われたっけ理解してほしいと思えなかったな指の先に 赤い赤い こんぺいと

グレープフルーツ – mekakushe

なんでもないなんて言わないでわたしたち暗がりがよく似合うね夜に移るまで行かないで探してた 愛に似た、なにかもしかしたら 一生 戻れないのかもねあなたに出会う前の

ボーイ・フッド – mekakushe

ぼくのために泣いてよ勘違いした三角形点と点を結んでる扁桃腺がうずいてる感動して泣いてる全部あげる世界なんてランジェリーの紐がおちる重力が笑ってる頭の中は空っぽで

日曜日 – mekakushe

あした世界が終わるのにあたらしい靴をはくあした世界が終わるのに洗濯物をたたむあした世界が終わるのにきれいにマニキュアぬるあした世界が終わるのにあなたに手紙をだす

壊れそうなときは – mekakushe

果たせない約束はどこに行ってしまったのだろう?帰り道 知らない路地睨み返した向こうの月が笑う愛なんて 嫌い 嫌い 嫌いI wanna be tonight…何回

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