淀んだ気が蠢く
摩天楼の影で
裂け目から溢れ出す
憎 迷 疑 瞋 劣 欲
歪んだ空が嗤う
無明な息遣いを
忍び寄る幻惑が
誘う 夜の街へ
甘い罠へ
その舌這わせる偽りへ
駆け引きの狭間で
まやかす唇堕ちてゆく
月の様に 焼け付き
妖しく揺らめく
迷い込んだ流転(るてん)の世界で
「今日も昨日を繰り返すのは何故」
茨の街はアヤマチだらけ
三毒溺れた街
交わる罪と罰
邪欲を餌に捕え
攫う 黄泉の街へ
濡れた蜜へ
指先絡める熱情へ
乱れて溶け合って
欲しがるままに堕ちてゆく
星の様に 魂
妖しく揺らめく
煌びやかなの灯の下で
「幾度も幾度も惑わせるのは誰」
硝子の街はアヤカシだらけ
闇の奥で
耳元掠める囁きへ
滲みだす心は
悪しき掌へと堕ちてゆく
月の様に 焼け付き
妖しく揺らめく
迷い込んだ流転(るてん)の世界で
「今日も昨日を繰り返すのは何故」
茨の街はアヤマチだらけ
星の様に 魂
妖しく揺らめく
煌びやかなの灯の下で
「幾度も幾度も惑わせるのは誰」
硝子の街はアヤカシだらけ
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