majiko

レイトショー – majiko

「ごめんね」の文字が胸を締め付ける
わかってたつもり でも痛いよ
今頃あなたは あの人の胸で
愛の囁きを交わし合ってる

ひとり眺める 空っぽのレイトショー

はしたない理想は 膨らんでいっても
隣のシートは埋まらなかった
目に映るものは 純愛のストーリー
キラキラしている 涙のせいか

そう私は抜け殻 もう心は奪われていた
行き場のない愛はこの街に
彷徨っては消えてゆくんだ Hum…
「会いたい」なんて 言えば終わるの
壊したい

優しくしないで 優しくしないで
誰より私を愛してよ
報われないって事も 正気じゃないって事も
わかってるけど 止められないのよ
幸せなんて 嘘をついた
汚れてく 東京の街で
振り返る あの夜の続きにさよなら

明け方の街は カラスと車が
人の気も知らず鳴き出した
闇の様に黒く 灰のように白く
モノクロの街に飲まれてゆく

そう 静かに散るのが それが都合のいいカタチなら
本能のままに抱きしめてよ そう危険は承知の上 Hum…
「別れて」なんて言えば 終わるの
“試してみる?”

一人にしないで 一人にしないで 
涙が出るほど好きだから 
初めての人じゃない 運命の人でもない
わかってるけど 求めてしまうよ
待つことさえも 慣れてしまった
かりそめの愛で構わない
もう一度この胸に青い火をつけて 

この爪も この髪も
全てはあなたの為
せめて今 危険な運命
繋がっていさせて
壊れても

どんな雨が降っても どんな夜が来ても
帰る場所は私じゃないの
優しくしないで 優しくしないで
誰より激しく愛してよ
報われないって事も 正気じゃないって事も
わかってるけど 止められないのよ
幸せなんて 嘘をついた
汚れてく 東京の街で
もう一度 あの夜の Hum…
冷たい口吻の 続きにさよなら

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