majiko

グラマー – majiko

毎日の影が この部屋を塗り潰して
誰でもいい 神さまでも 星をばらまいて
あたたかな 街の灯りが 君を殺すよ
夕闇の 橋の上で つま先で立ったんだ

かなぐり 捨てた僕の声を 月が照らすよ
ゆっくりと この手のひらで 瞬きをしよう
真実は いつもたったひとつ 歌に遺して
朝焼けの 波間に立って 君を叫んだ

悲しみ
どうでもいい
蹴り飛ばした夢と情景が
かがやき 薄れてゆく
だって 君はもう
戻らないよ

グラマー
僕は なにをしてる?
グラマー
どんな綺麗な歌 歌っても
グラマー
この声は 誰のために
グラマー
旋律は今日も 夕闇へ沈む

終電がせまる地下鉄のプラットホームで
誰かが背中をそっと 押した気がした
揺らめいた陽炎のように 光がさしたら
なんでだか君に少しだけ 近づけるみたいだ

言葉は消えてくよ
ちりひとつ 残らない
浮ついた 永遠だなんて
いまがいま 消し去ってゆく

グラマー
僕は なにをしてる?
グラマー
どんな綺麗な歌 歌っても
グラマー
この声は 誰のために
グラマー
旋律は今日も 夕闇へ沈む

グラマー
僕は なにをしてる?
グラマー
答えは 今日もまだないけど
グラマー
いつの日か 歌が届く
グラマー
そんな言葉は言えなくて

君は僕の答え みたく 笑顔のままで
こもれびの庭に咲いた 花のようだよ
君は僕の答えみたく 笑ったままで
光さした午後の まるで 賛美歌のよう

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