手のひらに少しだけまだ
君の温度が残っていたから
消えないように祈りながら
ポケットにしまいこんだことを
今でも思い返すよ
心が折れそうな時は
僕らが生きたすべての日々の
僕らが生きたすべての意味は
決して消えはしないんだ
そのすべてがあるから
暗闇で立ち竦んだとしても
泥にまみれて汚れようとも
ねぇ、きっと僕は
闘えるような気がするんだよ
季節が移り変わる時の匂いがいつも切ないのは
閉じ込めたはずの想い出がふっと浮かんで消えるから
僕らがもし
もう二度と出逢う時が来なくても
これから先もずっといつも
僕らが生きたすべての日々の
僕らが生きたすべての意味は
決して消えはしないんだ
だからもうこれから
絶望が目を塞ぐ夜が来ても
悲しみで溺れそうな朝が来ても
ねぇ、きっと僕は
耐えられるような気がするんだ
僕らが生きたすべての日々が
真っ赤に染まって体中を流れてるから
いつだってそばに感じるんだよ
すべてがいつだってそこに
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