涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ
今でもまたきっとどこかで 会えるような気がしては
人混み行き交う暮らしの 入口でふと立ち止まる
かつて君がこの場所で 始めた物語の
青過ぎて眩しい春の 光と影の夢の跡
突然の激しい雨 傘のない帰り道
濡れるのも悪くないねと 格好つけたこともあったっけ
あの日から時は経って 僕だけがひとり年を取った
涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ
悲しみを洗い流すくらい 雨よもっともっと降ってくれ
誰より全速力で 駆け抜けた物語の
向こう側から君には 今の僕はどう映ってる?
さよならを繰り返すたび 強くなれると言うけど
かさぶたまみれの心は 少しも強くなれないまま
突然の冷たい雨 ひとりぼっちの帰り道
君のせいでずぶ濡れさと 茶化したこともあったっけ
思い出すのは何故だろう いつだって笑顔の君ばかり
涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ
悲しみを洗い流すくらい 雨よもっともっと降ってくれ
いつかまた会えるなら その時は胸を張れるように
凸凹な毎日だけど 僕なりにやれるだけ頑張ってみるよ
だから
涙を忘れるくらい 明日よもっともっと輝いてくれ
悲しみを消し去るくらい 明日よもっともっと輝いてくれ
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