LACCO TOWER

模細工 – LACCO TOWER

格好ばかり気になって 見栄を磨いて過ごす日々
不細工、不器用、不恰好を ごまかして掻いた青いケツ

明星、空の光 ぼうっと眺めてた

明瞭明白な声が 腹の底からこっち見てる
とはいえ気持ちは幾何学に 解読不能な模様をする

逃げるだけの脳しかない どんより情けない目は
それでも暗闇の中 光を探して

完全欠陥 NO才能 発見し易い幸福もなさそう
そんなんでも誤魔化さぬよう 生きて行きたいんだ
悪口雑言も浴び 匍匐前進でも何でも
模倣した細工の一切ない自分になれるように

単純明快 脳細胞 不恰好な自分は嫌と
何十何百何千回と 逃げ出してきただろう
絶体絶命を逃亡 説教喰らうのも面倒
癖になっちゃ抜けられない まるで蟻地獄

弱い自分を認めた 強さがそこにあるのなら
まだまだ間に合うはずさ

はあ はあ はあ はあ はあ まだ
はあ はあ はあ はあ はあ まだ

さあ さあ さあ さあ さあ いこうか
さあ さあ さあ さあ さあ さあ

単純明快の解答 不恰好な自分でいいと
等身大の自分にやっと 半歩近づいた
錯覚幻想も無し 幸福似の虚勢など
模倣した細工の一切ない自分に必要ない

完全欠陥 NO才能 発見し易い幸福も無さそう
そんなんでも誤魔化さぬよう 生きて行きたいんだ
悪口雑言も浴び 匍匐前進でも何でも
模倣した細工の一切ない自分になれるように

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羽根 – LACCO TOWER

変わり行くアイツに「俺は違う」と吐き捨てた変わらないアイツに「俺は違う」と吐き捨てたまるでイモ虫を喰らう鳥の様に欲しいモノ餌に空に舞ったひらり羽ばたけば向こう側

傍 – LACCO TOWER

当たり前のようにいるからなにも感じなくなってる少し遠いとこにいるから少し大きく見えたりするなにも感じないのは傍にいるからだろう少し大きく見えるのは傍にいないから

夜 – LACCO TOWER

何回目の冬かしら独り見る雪、夜の空まだ慣れてないのまだ感じないの見通しのいい左肩声かければすぐにだって“待って”なんて言ってすっと傍寄った、あなた、触れそうねあ

頬月 – LACCO TOWER

薄っぺらな鍍金はすぐにはがれ落ち薄っぺらな僕は期待はずれを誘うそういつだってそうやって最初だけいつも役立たずな作り笑顔はまた今日も本当を隠す偽ったままの僕はいつ

目蓋 – LACCO TOWER

ねえ、どうして僕らは 分かり合えない事柄を平行して歩いているお互いのせいにするの?違いを知った現在に肩を落としているけれどその声もこの腕も変わらず傍にあるよ目蓋

掌 – LACCO TOWER

掌をかざして 果ての果て彼方へ両手にある仲間という手綱はらはら舞う祝福の花弁吹いては積もり 行く先へ運ぶ温かい背中引き連れて死ぬほど前を見て むしゃくしゃを蹴散

椿 – LACCO TOWER

これは只の恋の話“さようなら”何度も言えずに仕舞った全て独り言 心の出来事只の想い空腹の恋は知らん顔で君が何十回と埋めていくからくるくる今も回って消えず胸を掻き

雨 – LACCO TOWER

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紫陽花 – LACCO TOWER

忘れればいい一つや二つ初めから終わりまで駄目でも恋と思って 恋が終って涙がやまなくてどうしようもなくても幸せを巻き戻し 涙止まる蓋になるならそれでいい不幸せ早送

七色 – LACCO TOWER

真っ黒な道 白い光へ まだ青い僕は行く銀の夜空に 金に輝く 瞬きも出来ない程凄い夢を見ているの そう赤、青、黄色、何色にでも移って 変わって 行くだろうそれは決

一夜 – LACCO TOWER

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蛹 – LACCO TOWER

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模範解答 – LACCO TOWER

こんがらがった感情が 煙を巻き雲になるそこから降った感傷が 頬から雨に変わる僕らは皆いつだって 最大級の難問に違う違うと首振って 書いて消すを繰り返すすり減った

銀河 – LACCO TOWER

散らかった頬笑みを 集めて笑顔を作る誰しもがその奥で 助けを求めながら確かめあう幸せ 比べあう不幸せ過ちに蓋をして 栄光かざしている誰しもがその奥に さみしさ感

涙 – LACCO TOWER

あなたの顔が見えたから あなたの顔が泣いたからどうしてだろう 気がつけばほらこらえることが 出来なくて涙がこぼれるのは あなたが泣いてるから胸に あふれる想い 

二日月 – LACCO TOWER

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柘榴 – LACCO TOWER

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