kobore

海まで – kobore

眩しい光と揺れる 洗濯物みたいな
優しい歌を歌えるようになりたいな

僕が隣にいなくたって 海岸線みたいな
まるで隣にいるような歌を歌いたい

自転車に乗って僕はまた 君の涙を掬いに
あの場所へ行くんだ
今度は溢れてしまう前に 引き返してしまう前に
自転車に乗って僕はまた 色が変わってしまう前に
手を握るんだ
今度はちゃんと 今度はちゃんと
君に歌わなくちゃな

カーテンの隙間から漏れる 月明かりみたいな
寄り添える歌を歌えるようになりたいな

見たら二度と忘れられない 茜の黄昏時みたいな
いつも思い出せるような歌を歌いたい

自転車に乗って僕はまた 君の涙を掬いに
あの場所へ行くんだ
今度は溢れてしまう前に 引き返してしまう前に
自転車に乗って僕はまた 色が変わってしまう前に
手を握るんだ
今度はちゃんと 今度はちゃんと
君に歌わなくちゃな

同じ形は一つもない
寄せては返す波のように
全部大事にできたら君はもっと笑ってくれてたのかな
洗濯物はいつか乾いて 海岸線もいつか途絶えて
月明かりもいつか消えていって
黄昏時も夜に変わっていくのでしょう

自転車に乗って僕はまた 君の涙を掬いに
あの場所へ行くんだ
今度は溢れてしまう前に 引き返してしまう前に
自転車に乗って僕はまた 色が変わってしまう前に
手を握るんだ
今度はちゃんと 今度はちゃんと
君に歌わなくちゃな 君と歌わなくちゃ

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