逃げるように帰って来た
ゆっくりと息を吐き出しても
線路が僕の今日を塞ぐ
あと10分で あと10分で
金曜日が来て土曜日が来てまた広がる指の隙間が
災い、言葉を生み出す
僕は歌を歌うよ それだけの身体がいいよ
僕は歌を歌うよ それだけの身体にしてよ
でも僕が歌を歌って あなたが笑ってくれると
今日も明日も信じてしまう
“心なんていらない”
“じゃあ歌わなくていいんじゃない?”
心なんていらない
でも声を出したい
心なんていらない
でも言葉を奏でたい
あなた あなたのために歌うよ
あなた あなたのために歌わせてよ
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