Kagrra,

四季 – Kagrra,

噫 風に吹かれ舞い散る姿は 何故この心に侘しさを説くのだろう
人は時を泳ぐたびに 何かを失くしてゆく
水面に揺れる木葉のように 流れて流され消え逝く
愛しくて 愛しくて 心から 言葉みつからぬほどに
貴女への想いよ 永遠に 四季は廻り巡る

噫 影を宿す母なる光に 何故この心は潸潸と泣くのだろう
人は掌を合わせて 明日を願い祈る
けれど私の両の指は 貴女を求めて彷徨う
愛しくて 愛しくて 心から 言葉みつからぬほどに
貴女への想いよ 永遠に 四季は廻り巡る

春過ぎて夏来にけらし 秋が降り冬が芽咲く

愛しくて 愛しくて 刹那くて 涙溢れ出すほどに
悠久の誓いとともに咲け 四季を跨ぎ
愛しくて 愛しくて 心から 言葉みつからぬほどに
貴女への想いよ 永遠に 四季は廻り巡る

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愁 – Kagrra,

嗚呼…風に抱かれて 愛は彼方へと吹くふいに仰いだ昊(そら)は眩しすぎて静かに 漂えば懐かしさこの心揺らめきます天に星 地には華 私には貴女がいて抱き寄せて 接吻

凛 – Kagrra,

色褪せた 風鈴の寂びた音(ね)に 微睡(まどろ)んで小耳を峙(そばだ)て時を駆けて懐かしき想い出を奏でるこの心輝いて 夢路を辿る誇る向日葵は光纏い在りし日の少年

沙羅双樹の子護唄 – Kagrra,

そう時に阻まれ 流れ流れて朽ち果てて 迎えた終焉も命を握る 運命(さだめ)でさえも心を変えられない穏やかに思う 粉雪よまだ私の記憶 溶かさないで風に運ばれた 春

憶(おもう) – Kagrra,

儚く舞い散る念(おも)い哀しみに心を窶(やつ)して彷徨ったこの軌跡は泥濘(ぬかるみ)に囚われた過去の傷痕を克明に描く雫滴る闇の裡(なか)月へと還る今日の記憶さえ

し、み、め、ゆ、き、さ、あ – Kagrra,

儚さに魅せられ 泡沫に流され憂いの時は今 私を包んで瞳を塞ぎ 遥か想う途切れた記憶 ひろげた腕へ淡い夢は そう今でも 心深く眠るの儚さに魅せられ 泡沫に流され憂

誓ノ月 – Kagrra,

蒼き夜空 仰ぎ見てこの腕伸ばし 月を背に誓いを灯した夢を追って 泪見せず 再び出会える心は淡く晴れた あの日を焼付けて変わらない 滾る思いは 永遠を求めて嗚呼 

びくに – Kagrra,

樹々を揺らす水面 弧状に映える月風の音色さえも 聴こえそうな闇夜にまるで腔を這う様な 能面の向こうの其の眼は紅く燃ゆる 焔を頭して鏑を番えて その怪しく揺らめく

故郷 – Kagrra,

風に舞ってる 粉雪が誘ってる 遠く愛しいあの地へ夢を映した頃 冴え渡る湖ノ畔白き羽が 重ね合う 日吉 望みて後にした風に舞ってる 粉雪が誘ってる 遠く愛しいあの

葬 – Kagrra,

月の灯りが今宵も照らす闇夜に縺れ 嘆く跫蝋燭の緋燻りながら 叶わぬ想いこの躯を締め付け 影を纏い掌をそっと這わせて 触れる事も赦されぬ眠りに墜ちた其方よ 時を絡

いびつ – Kagrra,

燻る蜃気楼 闇夜に谺する聲は暈なって 哀しみを戒める昊に抱かれて 揺らめいて 繙かれてく 二つの運命 縺れ逝く 溶けないままに蒼く迸る焔を 抱くように消えた影の

刹なる言葉 – Kagrra,

降り注がれる 狂気の雨は悲しみの前夜に もう留まる事の無い不安 人を鬼へと変え神よ 神よ 神よ… 静まれよ神は 神は 神は… 背を向けたまま最愛なるあの人は今

輪廻黙示録 – Kagrra,

幽世のまた彼方靡く 繊細な聲達よ貌を現世のまた遥か轟く 唸る叫び達よ雷鳴の如く その手を差し伸べたら求め合う指は 鼓動をも巻き込み深く融けて 時空は無限の中魂を

うたかた – Kagrra,

願いは貴方に降り注ぐそっと悲しみを越えていつか再び出会えると泣いていた貴方の横顔想うよゆるり時は流れて遥か昔の事を憶(おも)うよあの日に観た星は 何より輝いて永

彩の讃歌 – Kagrra,

果てし無い道程溜息吐き俯いて振り返る事も知らず 声を殺し身を潜め傷めつけて膿む瑕口を涙で隠してみても治りが遅くなるだけ 顔を挙げて瑠璃の色に輝く空 大地は萌えて

雨情 – Kagrra,

切り離れた情景 規則正しく まるで叱るように 雨が叩く欲望の代償は 余りにも長過ぎて祈ってみても 縋ってみても 日の光が眩しい願ってみても 頼ってみても あの月

四月一日 – Kagrra,

凛と咲いた桜その真下で もう一度あなたに出逢いたくて数字の配列のような人混み 何かを踏みしめて先を急いでる雑沓の中に忘れてた夢や希望 いつも側に居た誰かの笑顔光

風の記憶 – Kagrra,

もう古惚けた景色の中 君はふいに髪を耳にかけて「強い風ね」そう 呟いた雪のように儚い記憶が甦る 懐かしさ降り積もるもっと強く君を抱きしめていたのなら 現在は変わ

忘却の果ての凍えた孤独 – Kagrra,

遠い昔の事に不思議と思えるけど誰も居ない部屋に今でも慣れないまま額に飾られた無数の君が 変わらず僕に微笑むからもう戻らない 後悔は無い たとえ今でも 愛してても

賽 – Kagrra,

表と裏と二つに一つなら 賽の目に全てを託し微かな勝算に賭けて 成り行きに身を委ねよう西も東も判らないこの世 闇ばかりが押し寄せてくる明日を生む希望は薄れ 光は鎖

神風 – Kagrra,

騙す不幸より騙される方が幸福さ詭弁撒き散らし皆で匣の向う笑ってる対岸の火事も素知らぬ顔をして ああだ こうなんだと唾を散らす涙を売り物にして迫る 同情を買い偽善

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