朝日が放つ刃で痛みを覚える肌に刻み込まれた記憶の足跡今夜 月を引き裂いて明日を迎えに行く小さくも深い傷を縫い合わせて波に呑まれ息もできずただ溺れている涙に満ちた海の果てへと沈めるわ澄んだ瞳に潜む殺意を学んでいく この街で遮らないで 脱ぎ捨てるのこの鎧を舟は港を過ぎて声は埋もれる聞こえても届かない乾いた祈りさえ錆びた魔法の行方を見つけ出したならここで私に見せて その幻波に呑まれ息もできずただ溺れてい
呼吸するには狭すぎる部屋でここに横たわるのあなたとふたりそれぞれの荷物を抱えて明かされる全てを知ることでしょう手に入れたことで失った多くの物見せてあげる仕舞い込んでいた吐息も今焼き尽くしてしまえ差し出される手が旅立ちを誘う連れられて行くその果てに何が見えるのだろう温もりを求めまた拒むだけあなたの声が木霊して響く私は我に返り歯をくいしばるあなたがくれる変わらない色が包んでくれるからこの心を失ったこと
桜の花びらが 夜空へと舞う瞼に映る 遠い故里 寄せては返す 母への憶い旅人のように 心彷徨い続けていつも置き手紙 「ごめん」の一言素直になれない わたし置き去りにして埋められない隙間に黙ってうなずく母がいたよ桜の花びらよ そよ風に乗せ届けと願った 17の春鮮やかに切なく 母への祈りさよならも言わず 黙って旅に出た朝水面一面に 乱れ降り注ぐ花びらの上を 歩くように帰りたい抱き締めてよ その手で 心の