Halo at 四畳半

発明家として – Halo at 四畳半

これは偉大なる発明と誰もが疑わぬような
そんな空論で机上は散らかっていた

積み上げられたガラクタは
静かに部屋の隅 並び
埃を被って眠る 陽の目を夢見て

私とよく似ている

薄れていく記憶をそっと繋ぎ留めるように
私はまたひとつ発明する
あなたがいないならば意味がないと知った
季節を数えていくほどに

記憶の数だけ増えていく 今はない感情の記録
心を伝って溢れたその一雫を

誰に話すことも無いと そう私は思っていたよ
こんな空想が誰を救うのかと けれど
あなたは

怯えていた 夜明けを待って朝を祈るように
ただ私は隣で寄り添いたい
言葉が意味を持つより前にそっと
一縷の光となるように

これまでのこと
積み重ねた日々のすべてに頷けないこと
それでもこうして あなたのそばで
今は苦悩でさえも愛しく思うんだよ

薄れていく記憶をそっと繋ぎ留めるように
私はまたひとつ歌にしたよ
あなたがいないならば意味がないと知った
これが私の発明

人気の新着歌詞

トロイメライ – Halo at 四畳半

ブリキの兵隊の後を追って街外れまで歩いたこと丘の上にある秘密基地棒切れの剣を振り回した抱きしめた思い出はいつも夢の中の様で虹の向こうには何があってどんな世界が広

怪獣とまぼろしの国 – Halo at 四畳半

どれだけの地図を破り捨ててここまで来たのだろう新しい風の軌跡を辿っている旅人は言う「そんな名前の国を耳にした事はない。じゃあ、また。どこかで会えたなら話を聞かせ

海鳴りのうた – Halo at 四畳半

藍色の瞳で海を見つめる彼女の頬を潮風が撫でるもうこれ以上の悲しみは無いと言い聞かせてきたつもりだったけど幾つも押し寄せる波の音に怯え私はこの耳を塞いでしまったこ

飛行船 – Halo at 四畳半

飛行船は雲の上を進み続けている誰もがそのあとを追って自らの船を出した不安材料 積み込んで錆び付いた船が空を行く今にも煙を上げて墜落してしまいそうだ蔓延った退屈を

ペイパームーン – Halo at 四畳半

コンクリートの夜空に落書きをして名前も無いその星を繋げていく「どうか、もう」と願いを込めたとしても架空の星ではそれすらも叶わないのかいテールライトの光が照らし出

春が終わる前に – Halo at 四畳半

春を売った少女は鉄塔の陰になった空を飛びたいんだと嬉しそうに話していた僕らの抱えていた幾つかの苦悩はその日から姿を眩ました許されない心の鈍い痛みを青春だなんて名

ep – Halo at 四畳半

どれだけの地図を破り捨ててここまで来たのだろうああ、不思議と悲しみはないここに大切な私の旅を記す

ユリーカの花 – Halo at 四畳半

夜の帳を静かに下ろして月が寝息を立てる夢の中でも涙は流れた次はどこへ行けばいい差し込む光を拒んで息苦しさを求め ただ泳いでいく望む方へきっと溢れた悲しみが ほら

メル・ユース – Halo at 四畳半

風と踊る様に長い髪を揺らして少女は語る たったひとつの冒険譚を水飛沫を上げて駆け抜ける様だ火花を散らせ 瞬く間に時は過ぎる何者にもなれない自分が嫌いでそれでも消

カイライ旅団と海辺の街 – Halo at 四畳半

一団は海辺の街へ 荷馬車が畦道を越えて行く鳥は歌う「偽りが愛なのさ いつか分かるよ」皆は彼らを出迎えて 開演の合図を待っていたどこにもない 本当の嘘を探していた

モールス – Halo at 四畳半

0から1へ物語は進むいつからか途絶えた応答遠い星まで届くのだろうかこれは或る交信の記録街には飛び交う 目に見えない信号かつてそれを感情と呼んだ声を失くした僕らの

点描者たち – Halo at 四畳半

人は誰も生まれたときにひとつの絵筆を受け取るのでしょうこの命が辿る形を日を捲るごとに描き残すのそれがどうだ振り返るほどに私の日々は後悔を重ねて滲んだ痕を残すだけ

トロイカの箱 – Halo at 四畳半

木漏れ日の隙間を駆けていく足音は妙なリズムを刻んで後にした“故郷”を思っていた見えない御守りのようこのまま行けば日が暮れる頃には次の街へ辿り着けるだろう走る馬車

劇場都市 – Halo at 四畳半

1秒前の僕を断頭台へ送り出す毎日です寿命を全うしたのかどうか分かるのは終着点というが生きながらにして死んだ人を見るのはうんざりだな偽者だの本者だの不毛な論争はも

ステラ・ノヴァ – Halo at 四畳半

彗星が落ちるそんな報道が僕らの街中を駆け巡っていた未曾有の事態に誰もが隠れていた絶望と目を合わせたのだろうそうして ただ時間は零れ落ちていった空が煌めいたのを君

クレイマンズ・ロア – Halo at 四畳半

霞んでいた日々さえも 幻のよう 忘れていくか重なった後悔が形を変え積み上がっていく美しいその塔は やがて光を放つと疑いもせずにいる クレイマン どうか夜行性の人

ユーフォリア – Halo at 四畳半

灰を被った心臓が人知れず歩いている煙が覆った空を見上げることもなく誰もが彼を恐れてる 化物のようだと灯りを消せば何が違うのだろう千年後を語るように 想像へ縋って

アストレイ – Halo at 四畳半

果て無く続いている 旅の行く手を阻んだ触れられない 僕らの未来と足枷蜃気楼のよう そこに向かう意味はあるか返事などない それぞれ答えは違うから立ち止まる度に心を

悲しみもいつかは – Halo at 四畳半

この生命が底をつく その日までは悲しみと背中合わせに降り掛かるすべてを奇跡と言うなら痛みすらも愛せるかな悲しみもいつかは 忘れてしまうからたった一瞬の思いを守る

マグとメル – Halo at 四畳半

さあ 目を開けて ここがどこか分かるかい?君はそうだな 随分と永い夢を見ていたよ心地良さそうにああ 寂しそうな 顔をしているみたいだ今はどうにも 思い出すのは難

Back to top button