Halo at 四畳半

  • 星巡りのうた – Halo at 四畳半

    宇宙のようだと思った頭の中 漂う思いに手を伸ばすたび鼓動の音は駆けるように高鳴っていく 星座を描くように繋ぎ合わせた言葉は美しく踊るから花束の代わりによく似合ったメロディーを贈る 記憶は星と似ている その身を燃やして光るからそれならこの歌も暗闇を破るか 星巡りのうたを歌って 物語を続けようか降り注ぐ痛みの雨に差す傘を巡った時間の答え合わせを 数え切れないほどの星が僕らの中 巡っていく消えることはな…

  • snowdome – Halo at 四畳半

    祈りの降る街で聖者が歌う讃美歌のように今夜だけは美しくいられますように着飾った夜の煌めきがふたりを包み隠すようでまるで知らない国へと落とされたみたい 冷えきったその手を引いていくよ向かう先がわからずとも 凍えていた心を寄せ合うようにふたりぼっちを飽きるまで続けよう降り積もった思いが溶けてしまう前に君に伝えなくちゃなあ恋をしていたんだ スノウドームの中で 「溶けない雪があればいいのに」囁くように君が…

  • 百鬼夜行 – Halo at 四畳半

    夜になるたびに思考は広がってく価値の無い不安が部屋に漂ってる列を成すならず者が煩悩を抱えてはひとりずつそいつらを丁寧に運んでくる 跋扈する魑魅と魍魎に気を取られて無我夢中 これが夢なら良かったのにな百を越す 山積みにされた悩みの種ひとつずつ 頬張れば朝を迎えてしまうのだろう 覚めないでいる 現の夢よ夜の帳を下ろさないで明けないような夜などないと嘯いたあの人に伝えてほら 夜な夜な 百鬼夜行 八百万に…

  • Ghost Apple – Halo at 四畳半

    何も言えずに 白い吐息を悴んだ街へ溶かしていく華やかに映る その喧騒が尚更 寂しさを寄越す snowing snowing降り積もる雪がまるで僕の後悔のようでも thawing thawingまた春がくれば それも溶けてしまうよ Ghost Apple Ghost Apple実を結んだ思いもいつかGhost Apple Ghost Apple雨に降られ 凍り付いていくよ 君はすべてを 見抜いてたん…

  • ヘヴン – Halo at 四畳半

    生まれ落ちた世界は 幼い頃に聞いたあの御伽話とはかけ離れていたよ 美しいものの陰に 醜いものは生きるのそう知ることになる 少しだけ寂しいんだ ヘヴン 僕らは迷いながら 君の手を引いて行けるかな本当は少しだけ怖いんだ悩ましいことばかりで その実答えはどこにもないんだヘヴン どうか この世界に僅かな愛情を いつか眠りに就いて 僕らどこへ向かうの?その場所に着くまで あとどれくらいだろうか あと何度の涙…

  • 月と獣 – Halo at 四畳半

    欠けた月を眺めた獣はお前が羨ましいと言ったなあ 不完全なお前を皆美しいと言うあれは嘘だ きっと嘘だ 痩せ細った身体のどこにも欠けたところなど無いが 誰もが俺を腫れ物の様に嫌い 追い払っては化け物だと そう言った 月はただ微笑みを浮かべているお前まで俺を笑うのか 今 頬を伝って 流れた滴の理由も名前も獣は知らない傷はひとつも無いのに 胸が痛むから夜の静寂にひとり吠えるのさ どこへ行こうとも 月は付い…

  • 疾走 – Halo at 四畳半

    どこまでも続く迷路の様だ継いで接いだ物語同じ景色を塗りつぶしていく 吸って吐いて繰り返してそれだけじゃもう息もできない焦る心を消し去って欲しい いつか終わる旅とも知らぬまま進むのは怖いけど雨上がりを待てぬなら 描けストーリー望む未来へ結末は迎えに来ないぜ言葉より心に従えその足で踏み出した疾走 どうやらまた迷子の様だ縋り付いた物語残る足跡振り返るけど 切って貼って繰り返して迷わすだけの地図はいらない…

  • イノセント・プレイ – Halo at 四畳半

    ねえ イノセント・プレイ報われない思いはどこかへ消えたそれでも それでも 眩いほどの未来へ 命と一緒に受け取った 21gの心に僕らはそれぞれの祈りを ひとつずつ飾っている 戦場で鳴ったピアノ 瓦礫に手向ける花束僕らはそれぞれに祈りを ひとつずつ宿していく 天文学的確率を掻い潜ってもまだ胸に残るものを どうか どうか 忘れないでいたい ねえ イノセント・プレイ報われない思いはどこかへ消えたそれでも …

  • レプリカ – Halo at 四畳半

    私の身体を抜け出したそいつが私の目を見て口を開く「生命をくれたことには感謝するがこの身体を巡る血は濁ってるようだ」 何を馬鹿なこと この恩知らずがお前を生むのに数え切れぬほどお前とよく似た 成りかけのそいつを殺めてようやく出来上がったのさ そいつは自らを レプリカと名乗る私が費やした時間も情熱もひと吹きでそう消し去ってはこちらをそっと覗きこんだ私は今どんな顔をしてる? 何を選んでみてもそのどこかに…

  • クレイドル – Halo at 四畳半

    空を渡る ミサイルを捕らえて花束に変えてしまおう深い海の底 呼吸も忘れて飽きるまで語り合おう僕らは自由さ 宇宙の果てまで 泳いでいくよ裸の心を連れて争う人々 怒りをくれよ一口で飲み干すよ僕らは 愛を詠ったあの詩人も罪を背負った悪人でも僕らは等しく揺り籠からこの世界に憧れていたんだろう 秘密を明かして 窓から飛ぶよ地上へと別れを告げよう 空から眺めた 僕らの街は怪獣の背中のよう どこへ行こうと構わな…

Back to top button