まるで未開の惑星を探索している様に僕は僕を捜していた 何者にもなれぬまま人は言葉は感情は いつ どこで生まれたのか知らないことが減るたびに 胸が痛むのはなぜか何が正解で 何が不正解かこの惑星には地図がなかった誰かが言ったことは疑ったこの目に映るものだけを信じていた今 世界を満たすほどの不思議が君を待ってる解き明かした謎が 点と点を繋いで 君を縁取っていく恐れていた 出逢うことを 本当の自分自身と足
幻の様な光を 追いかけ彷徨っていた僕らはまたひとつ夜を塗り潰して街に蔓延ったリビングデッド継ぎ接ぎだらけになった身体に宿した夢をまだ憶えている奇跡の中を泳いで 悲劇すら身に纏っていこう君をただ君たらしめる為の傷だろう破れた願いを縫い合わせ 反旗を翻しにいこうこの夜をただ泳ぎ切るための歌リビングデッド・スイマー街には光が溢れて 誰もが眩しく映ったそこから僕らはどんな姿に見える?誰かが言ってた この街
潤んだ瞳で見下ろした少女は丘の上でひとりいつかと同じ花束を抱えて遠くに昇る太陽が街に光を運んでいくそれをひとり眺めるのが好きだった照らされていく街並みは色を取り戻していく様に生まれ変わった一日を報せている風が吹いて 抱えていた花束を落としてしまったもう今は涙が溢れることもないけど私は変わったんだろうか何かを忘れたんだろうか 夢は醒めない重ねて色を変えたってそこから消えてはいないんだ生まれ変わってい
いつかは星になる僕らのことを憶えていてほしい呼吸がはじまったその日に僕らは誰かが用意した宇宙船に乗り込んだ行き着く場所さえも知らされないまま生命を燃料にして船は飛び立ったそれが長い旅のはじまりだなんて思いもしなかったないつかは星になる僕らのことを憶えていてはくれないか燃え尽きて 灰に変わっても記憶の中で呼吸は続いているあらゆる形をした不幸の礫を僕らは避けられず船は遂に墜落した横たわる身体に痛みが走
私は今日をひとつずつ解いていく箇条書きされた記憶のその隙間に落としてしまった 大切だけど大切にはできなかったもの螺旋状の日々を登りきった先で私は扉に手をかけるどうか 綻びさえも愛しく思えるように震える手で結び直すよ明日を望むほど 視界が滲むのは そうきっと 今が愛しいからでしょう私は今日もひとつずつ解いていく明日はまた同じようで違う風を知る何を失くしても 何が残れば私を私と呼べるのだろう同じ夜の果
過ぎ去った時間を巻き戻すように飛び立ったよだかを掬い出すように歌うよ散らばった青春を繋ぎとめるようにまぼろしが幻で終わらないようにサーチライト 探していた夢の行く先をどこまで行けるかはわからないけどさあ 行こう 空を裂いて響く雷鳴の隙間に覗く光を信じていられればいいその声を頼りに応えるように途絶えた交信を捜し出せるように千年後 永遠を 夢を語るように僕らが僕らを描き出せるように一瞬の思いを守り抜け
幸福の味が随分と薄れていた 檻の中で湿気ったその幸福をまだ齧り続けていたんだ振られた賽の目の善し悪しも分からずに進めた駒がいつか上がれますようにと塞がった扉から漏れ出す光だけを信じて生きていけそれが偽物と知ってしまったとしても悟られずに計画はその大抵が思うようにはいかないこと裏をかいたつもりが裏をかかれてしまうこと貼り付いた画面越しの表情から読み解くように革命のその時を待ち侘びていたんだ逃げ出した
退屈が支配するある国の王様は言いました「憎たらしいあの国までミサイルを飛ばしてやろう」数人の兵士達は王様に反対しました「あの国で暮らすすべての人々が悪人とは思えないんです」王様は逆らった兵士達を国から追い出した「彼らは悪魔に身を売ったこの国を捨てたんだ」と民衆は誰もが王様の言うことを信じたいや 疑っていたとしても信じるしかない望み通り世界を回していた王様だけが満足げに戸惑う民衆は自らの口を塞ぐよ 
地図もないまま 旅路は続いていく僕らは何を目指していたっけ 忘れてしまったな理想を語れば 誰もが笑うから心の奥に隠してしまった それにさえ慣れてた言葉にしてしまえば 積み上げたすべてが崩れていくような気がしたんだ起承転結のストーリーを僕らは描いていく重ねた思いが滲んだインクで誤解を恐れて飲み込んだ言葉を伝えて新しいページを紡いでみせるから擦り切れるほど 回したレコードにこの思いを託せるほど 簡単じ
深く息を吸い込み 立ち止まればこの街でひとり 亡霊みたいだ生き急ぐから 息継ぐ間も無く追われるように次の街まで縺れる足 震えた声でも振り絞れ 君の小さな勇気を走り出せ 未来は思うよりも悪くないはずさ合図を待つ暇はないだろう答え合わせは来世で錆びた今を掻き鳴らせ 君だけのコードで朝を受け取り 夜の元へ夕暮れに会ったら よろしく伝えて君を見るたび 思い出の中であの頃の僕と目が合うのさ嫌いなもの 増えて
機械仕掛けの街 A発条式太陽は昇っていく美しい 空しい どちらの声もないゴミ捨て場で目覚めた穴の空いたアンドロイド心無い言葉で君を傷付けた錆びついた感情を溶かしたら失くした情景 隠した宝箱も思い出せるかなカラクリの身体 ゆらゆらと風に吹かれ揺れる心臓ああ、そうだ 君の好きな花を摘みに行こう枯れた心に植えて水をやろう掠れそうな記憶の背中に付いた発条を回して 回して 回して 回して機械仕掛けの街へ発条
なぜ 僕らは心を磨り減らして息をする悲しいほど 互いに触れ合える距離でも心は 思いは この手をすり抜けてそれには気付けないまま 生きていた未来を追い越していく 誰もがそう望まなくとも終わりへ向かっていく 等しく用意されていたこの生命を燃やす理由を僕らはずっと探してる奇跡も不安も後悔も 及ばないような理由を探している「今はまだ」「これからさ」溢すうちに夜は明けたその“今”と対峙することを恐れた僕に望
やけに他人行儀な都市の喧騒を飲み込んで肥えていく身体はもう こんな生活がお似合いで憂いたところで たったひとり何を変えられるでもないし僕は僕を見放したんださよなら 現世 また会いましょう再会を期待している?化けの皮が剥がれないように嘘をついた 代わりは幾らでも用意されているんだ今も僕は擬態している知恵を付けた猿が僕に相槌を求める首を横に振れば いつも耳障りな声でお前の意見は聞いちゃいないとならば僕
物語のはじまりは静かな夜のことだった寝惚けた頭で返事を待つ叶えたいこと 幾つもあるけど守りたいものも増えていった失くしたものばかり数えてしまうよきっとぼくらは子供のままで「永遠だ」って積み木を重ねたいつか崩れる日がくるだなんて信じないであどけない魔法にかけられてぼくら 終わりを忘れたよ気付かないままふたりは踊り続けている離さないだなんて 言えないでどうか それでも伝わって馬鹿みたいだな まるでさ魔
眺めていた 国道沿いを行き交う人々の群れ「日が沈んだら自然と泣いてたんだ」寂しがり少年は笑う誰かの声が鳴る方へ空を仰いで 息を継いだそれはまるで水槽を眺めるようで水面に散りばめられた 餌を探す誰もが皆 呼吸を求め泳いだ次第に高鳴る鼓動いずれ誰かが水面に顔を出すだろう誰かの背に足を乗せて底から名前を呼ぶ声懐かしくて温もりのある声それはいつか僕が落としたものであぁ なんだったっけたとえ呼吸ができずとも
映画の中ではヒーローが悪を退治するストーリー空を飛んで ピンチを救った僕はただそれを眺めてた主演をつとめる人生に台本なんてないはずなのにセリフを忘れたかのように大事な言葉が出てこないいま エンドロールが流れはじめたら僕はきっとこの人生を後悔してしまうさあ 世界を揺るがすほどのどんな名作にもない感動を探しにいこう見つけにいこうそうさ ただひとりのヒーロー栄光を掴んだ 友の顔僕と比べては落ち込んで最後
きっとね 私たちの間を繋ぐものはそう 運命ではなかったの互いを探り合うたび 切れていったヒューズ些細なすれ違いで 私を刺した棘がもう 抜けないでと思うの このまま痛みすら愛しいよさよなら ほどけた日々の花よ束ね贈る夢見ていた日々よ嗚呼 ここまで枯れても 綺麗だなどこかでこの未来を あなたは見ていたのでしょう私とはまるで違う未来を 同じような振りをしてねえ 街中どこにでもふたりで埋めた思い出が今にな
さあ 目を開けて ここがどこか分かるかい?君はそうだな 随分と永い夢を見ていたよ心地良さそうにああ 寂しそうな 顔をしているみたいだ今はどうにも 思い出すのは難しいことかもなゆっくりと 時間をかけ ひとつずつで構わないさ時間ならば いくらでもあるからさ生まれた日のこと 憶えてやしないけど酷く泣いていた 悲しみからはじまった世界がどうしてだろう 今は愛しいなあ マグが言う思い出せなくていい だけど 
この生命が底をつく その日までは悲しみと背中合わせに降り掛かるすべてを奇跡と言うなら痛みすらも愛せるかな悲しみもいつかは 忘れてしまうからたった一瞬の思いを守るように閉じ込められた君を救い出すのさこの鼓動が止まる日まで 終わりは来ないから翔ける鳥が空を知らぬように海を知らぬ魚のように有り触れたものがそこにあったとしても幸せとは気付けなかった誰もが孤独な詩を詠う詩人だ日々を綴るように 立ち向かうべき
果て無く続いている 旅の行く手を阻んだ触れられない 僕らの未来と足枷蜃気楼のよう そこに向かう意味はあるか返事などない それぞれ答えは違うから立ち止まる度に心を燃やして灰に変えていったそれでもまだ身体は進む何千回もきっと 僕らは迷ってこの旅の意味を問う世界を見渡すほど孤独に近付く気がするんだ飼い慣らしたはずの臆病が引き返せと鳴いている決意が揺らぐその前にどうか偉大なる一歩をエンドロールまで何を残せ
灰を被った心臓が人知れず歩いている煙が覆った空を見上げることもなく誰もが彼を恐れてる 化物のようだと灯りを消せば何が違うのだろう千年後を語るように 想像へ縋っている錆び付いた心でも 叶う日を待ち侘びながら誰かがそっと呟いた「ここじゃ夢は廃品で、紙屑の様にそこら中に捨てられているのさ」それなら僕と同じだね人は僕らを生んで気付く頃には嫌われていたよ先天性の幸福を使い切ってしまったんだ悲しみに出逢うたび
霞んでいた日々さえも 幻のよう 忘れていくか重なった後悔が形を変え積み上がっていく美しいその塔は やがて光を放つと疑いもせずにいる クレイマン どうか夜行性の人々の群れを泥だらけの手で掻き分けて呼吸をする 苦しいな禁断の実 頬張って 楽園を捜してたんだ追放されたような憶えはないが恥じらいを知ってしまったどこか帰るべき場所がさ あるはずだ深海を泳いでいる 溺れ方も知らぬままクレイマン さあ選ぶんだ 
彗星が落ちるそんな報道が僕らの街中を駆け巡っていた未曾有の事態に誰もが隠れていた絶望と目を合わせたのだろうそうして ただ時間は零れ落ちていった空が煌めいたのを君と見ていた一等星が遠く光って 煌々と照らしている瞬間 僕らは綺麗だなんて口に出せずにいた微かな希望の灯りを灯せステラ・ノヴァ民衆は語るこれは遙かな過去から決まった運命なのだと都合の良い理由だなあ 受け入れるためだと 自分を騙すような予定調和
1秒前の僕を断頭台へ送り出す毎日です寿命を全うしたのかどうか分かるのは終着点というが生きながらにして死んだ人を見るのはうんざりだな偽者だの本者だの不毛な論争はもうよそうよ感染していく流行症を問う正しさを吹き込まれているそれぞれの意思は口を塞がれ同じ形をしてる劇場都市の民衆は誰もが着飾り平然として心を欺き続ける君の本当を言えよ歓声の無い反撃の合図を虎視眈々と僕は文明の利器を見つめ思うのです彼らは一体
木漏れ日の隙間を駆けていく足音は妙なリズムを刻んで後にした“故郷”を思っていた見えない御守りのようこのまま行けば日が暮れる頃には次の街へ辿り着けるだろう走る馬車は心を揺らしていく思うままに行こうさあ 君のなくした希望を探す魔法ほら トロイカ トロイカさ風の行方は知らない迷いながらどこへだって行けるのさ“憧れ”の街にはほど遠く高鳴る胸に期待を詰めていく落としてしまうものもあるだろうすべては選べないの
これは偉大なる発明と誰もが疑わぬようなそんな空論で机上は散らかっていた積み上げられたガラクタは静かに部屋の隅 並び埃を被って眠る 陽の目を夢見て私とよく似ている薄れていく記憶をそっと繋ぎ留めるように私はまたひとつ発明するあなたがいないならば意味がないと知った季節を数えていくほどに記憶の数だけ増えていく 今はない感情の記録心を伝って溢れたその一雫を誰に話すことも無いと そう私は思っていたよこんな空想
人は誰も生まれたときにひとつの絵筆を受け取るのでしょうこの命が辿る形を日を捲るごとに描き残すのそれがどうだ振り返るほどに私の日々は後悔を重ねて滲んだ痕を残すだけ花束のように美しいものではないけどいびつな点をひとつずつ増やしていくそれはまだ醜いものだとしても ご覧いつしか点は幾つも連なってただひとつの線を描くどこにいても 傘を差しても避けられない雨があることそれでも皆 描きかけの一枚の紙を守っている
0から1へ物語は進むいつからか途絶えた応答遠い星まで届くのだろうかこれは或る交信の記録街には飛び交う 目に見えない信号かつてそれを感情と呼んだ声を失くした僕らの頭上を等速度で駆け巡る 微弱な振動選ばれた僕らじゃないとしても君が名を呼んでくれるなら繋いだ記号 ほら 何度でも応答するよ その声だけを頼りにラジオが告げる 遠い星の悲報燃える街 逃げ惑う人僕にはまるで作り話の様で胸が痛む ただそれだけまた
一団は海辺の街へ 荷馬車が畦道を越えて行く鳥は歌う「偽りが愛なのさ いつか分かるよ」皆は彼らを出迎えて 開演の合図を待っていたどこにもない 本当の嘘を探していたそして喧騒の中でふたりはひとつの計画を立てた陽が沈む その前に さあ逃げ出すんだ衝突を僕らは恐れて互いを騙し合うのさまるで操られている様にサーカスはただ続いていく頬に描いた涙すらも 今 信じてしまいそうなんだふたりは街を抜け出して 海辺で夕
風と踊る様に長い髪を揺らして少女は語る たったひとつの冒険譚を水飛沫を上げて駆け抜ける様だ火花を散らせ 瞬く間に時は過ぎる何者にもなれない自分が嫌いでそれでも消えない憧れを抱えていた扉を開いていく 眩しさに目が眩んだそこで何が待とうとも 止まれないだろう迸る閃光 あの匂いを憶えている思うよりずっと大切なもののような忘れていたはずの記憶が君を呼んでる今 迷いも無く飛び込んでいく空っぽの心をぶら下げて