Goose house

スイングガール – Goose house

バッティングセンターの 白い灯り
人目もはばからず ヒール脱ぎ捨てた
ペンキが剥がれ落ちた 床を転がるボール
強がりと失意の ため息が漏れた

誰の目線気にして
なれもしない甘え上手を
必死に演じてたの
ばかよね 見逃し ストレート

涙だって 空振りだって
あきらめられないし
どうぞ笑って 目障りだって
ホームランポーズはやめない

タクシーに嫌われた 表通り
ふいに手の先から 風が冷えていく
高層ビルの群れは 体中光らせて
あまりにも綺麗に 空へ伸びていた

誰もがわかっているの
気まぐれなチャンスは
簡単に巡り会えないこと
だからね いつでも 構えるの

私だって 弱虫だって
逃げ出したくないし
転んだって つまずいたって
握り締めたら離さない

こんなに愛おしくて
可愛らしい子猫だって必死に鳴いているのね
光を 探して 手を伸ばして

涙だって 空振りだって
まだやめられないし
もうちょっとだけ あとちょっとだって
私を信じてあげたいから
私なりにあがいてみせるから
ホームランポーズはやめない

涙だってまた空振りだって
いつか笑い話にできるから
そうして初めて自分のこと
きっと愛せるから
涙だってまた空振りだって
いつか笑い話にできるから
そうして初めて自分のこと
きっと愛せるから スイングガール

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