「佇んだ夜を追い越して、何を探しに行こうか。間隔を見極めながら、顔を伏せて誰に逢いに行こうか。限られた自由だと知って、塞ぎ込んだ未来もあった。いつか伝えられたら」と広げ羽ばたいた また振りをする 君の姿を隠す様に街はざわついた狭い部屋に窓辺の記憶と僕の名前を忘れても 偶然の再会と曖昧な世界の果てまで僕を連れ去ってくれないか運命の空白をそよぐ風の便りに託して繰り返す悲しみに舞った 途切れてしまった あの頃に
混沌と計画を捻った目に見えては屑ばかりのこんな世界に何を願っても見返りなく閉じ込められてしまうから光沢と創造に縋った「ありふれている物」を「良し」とする古狸の戯言に付き合えばほら 見たことか僕が死んでしまっただろう 下手から突き上げれば眩暈を過ぎて盲目の夜明け歯軌りの言い訳と語尾に託した苛立ちは舞う まわる まわるたかが僕等を乗せて意味あり気な手招きに吐き気を覚える ある時は感情的にまたある時は感傷的に朝を
春先に覚えた言葉の影晩秋越しの甘い誘惑と安い浴衣の罪は ただほろ苦く悴む日々だ 思い返せば 身も凍る夢と虚ろな表情は 部屋の片隅に投げ出された 写真の中まで覗きあの日の果てを探す 僕に風を君に似た導きと愛を羽を繕う様に絶えず注ぐ喜びと光を祈る様に遠く 夜明けを描けば交わる嘘と月と雨 街を欺いた交差点を追って僕はこの場所に辿り着いたんだ点滅する様に駆け抜けた夜を着飾って 両目を伏せれば車道に寄り添う二分の
まだ残る違和感に風を呼んで大袈裟な手招きを悼む素振りに冷めて逝く繰り返す悲しみを 喉の奥で歪ませて吐き出せば 白い世界に赤黒い雨が降る 口付けに偽りと名を刻んで柔らかな表情は艶かしい夜の術右の頬を振り抜いた 手の平に痛みを知ってよれる目から崩れ落ちたなら「あれ」に辿り着けそうだ 揺れる光を紐解いて行く様に手探りの価値観を見守った 鍵を掛けた あの部屋は窓辺より優しげな眼差しは僕の果てまで夜に凭れても 言
動き出す街に隠れて他愛も無い会話を歌えば両手を叩きながら広がる景色が色を残して弾けて消える 僕に足りない感覚は 眠い目を擦る少女達がいつまでも交わらず擦れ違いを笑う会釈の様な浅い繋がりだった それは言葉にも続くくすむ朝日を言い訳に両目を伏せたのなら あの日に問う傷跡に約束は悲し過ぎるだろう 遠くまで 遠くまで 歩いて来た事を思えばいつまでも届かない君に手を伸ばした夜も溜息色の花が咲いた夢もいつも僕で 僕
僕に何かが 手を差し伸べて虚ろな表情に ただ見惚れる淡い 甘い 夢にしては鮮明だ回る世界は速度を上げて無口な狭い部屋を飾る空白は誰なんだ 記憶を辿れば 写真を撮られてしまったはずだ僕は気紛れな証拠まで残してしまったのか それは感情線からまるで浮き出した様な抑揚に満ちた声に揺らされる夜明け前 脆くは崩れて 色褪せてしまう時を待てばたかが阿婆擦れの口車は大空をも飲み込むと言う それは感情線からまるで浮き出した
僕と語るなら 過剰な振る舞いと歪な宴に添う 酒と四季折々の花束と噂話を用意してくれ 僕を語るなら 異常な詮索と緻密な嘘を並べて 意図的に散りばめた記憶に色を足すのは止めてくれないか 顔を伏せて生きる僕は何処に消えた息を潜め 夢を描けば言葉は締め出される 耳を塞ぐなら 聞こえてくるだろう月夜の逆鱗に触れた誰にも話せない日々を歌う僕の掠れ声が 顔を変えて生きる僕を捨てて探す胸を抉る別れを終えてまたひとつ 忘れ
春を綴る それは「僕の事」いつまでも覚めない夢の中で誰と出逢えば 誰を忘れて思い出せないまま 大人になった次第に感情の影も薄れてそれなりに上手く頭を下げては思いもしない様な言葉を並べて溜息 ひとつ また僕が消えた 続く為の孤独巡るならば届く 夏を綴る それは「友の事」あの日の声が褪せない様に僕色を足せば 誰かが消えて塗り直していたら 誰かが増えた曖昧な世界に散りばめられてあれからもう何年もたつが君達の
この夜が明けてしまえばやがて ただ君だけが足りない朝がまるで映画を見る様な浅い感覚と共に僕だけに訪れると言う 柔らかな部屋の明かりは何もかもを分かったかの様に揺れている少しだけ俯く様に小さく震える君に何故か僕は見とれてしまった 時を止めて 君に近付いて両手に触れて 目線に従って強く引き寄せる あの日の様に抱き締めても君が遠くなるばかりで通り過ぎる僕の香りでさえ君にはもう届かないのか 時は流れて 僕は気付い
行き先さえ決まらないままに街を歩いて見たくもない半透明の空を迎えに行こう 人波を泳げば早まる足並みに流されては辿り着いた この場所で立ち尽くす僕の耳に 聞こえたのは雨降り注ぐ日々と声背丈よりも小さい傘に隠れては言葉にさえ出来なかったいつか見た夢と ただ美しい世界に続くあの日の答えを探す僕が水溜りに揺れては消えて繰り返す また季節が巡ったなら誰かが僕の元を去る思い出せないあの歌の歌詞が全てを物語る 雨上がり
「殺してくれないか」 終幕は嘔吐くような 静けさの中に在るほど美しいものだ ほら ひとり 君のように僕が 人目を気にするのは世間体に頭を垂れた屑共の為だ わかるだろ喉奥で踊る指先に 鼻を突く香り 傘の夜 なぜ 気が付いてくれないんだこんなにも 苦しいのに何度も身体を傷付けて声を作る度に偽りの雨 なぜ 気が付いてくれないんだこんなにも 苦しいのに何度も名前を投げ捨てて声を添える度に「さようなら」の雨 降り注ぐ
指先から覗き込んだ世界に右上から 喜びだけ 合図 鍵穴 今 溶けた飴を詰め込んで空 未来 青 部屋の中に閉じ込める それは僕への戒めでもあったそれは新たな道筋でもあった 嫌悪で胃液が溢れたら 地球の裏に愛に満ちた湖を作ろう 閉じる瞳の奥に光るいつかの嘘まで消えて花の香り 途切れた景色 遠ざかる夜 指先から覗き込んだ世界に左上から 悲しみだけ 合図
それは行き場のない夜明けの事だった浅い眠りに着く支度は嘘だった耳元に聞き慣れぬ声 それだけを追えば真っ赤な電飾に また君が遠くなった まるで僕だけが ほら 騙されたみたいだ吐き気と共にある紙切れを使って気が付けば腹部を打つ波の様な予感に名も知らぬ柔らかな風 週末が笑った このまま別れと知りながら僕達は交わって行く世界は言葉にしても七行程度悲しいが未来へ 擦り切れてくすむ空を 揚羽蝶が羽ばたいて右に揺れて
明けて行く空 瞳を閉じれば悲しくて 君が見える長い前髪を ほら 悪戯に揺らしているんだろその歩幅で 僕の中へ 回り出した脳内 酔った記憶喉の奥が切れたみたいだ地上五階 飛べない僕が嘆くさよなら こんな夜だ 許してくれないか 甘い追求心が絡まってただ肺の奥まで吸い込んだ痺れる舌が語る半透明の世界を細静脈付近で追い越してまた肺の奥まで吸い込んだ言われるまま 答えはいつだって吐き出せば 正しい未来が待ってい
天照 世界が終わってしまう前に嘘偽りない光を貸してくれないか天照 「世界を救え」とは程遠くただ僕の背を押して欲しいだけだ いつかは忘れてしまうと言うのか遠くなれば 遠く また遠く たかが一万回の口付けで 僕を語り継げるなら赤い何かが垂れてしまうまで踊ろうが知らぬ誰かの姓を騙り 四隅に貼り付けられようがそこに痛みが伴えば 悲しくはないはずだ余白だらけの歌に飛び込んで 溜息に抱かれた夜通り過ぎる未来さえ追い
例えば これが僕としよう君には分かるだろうここの描写は何もせず進もう あの橋を渡る前の角を 緩やかに右に曲がったらきっと笑う君が待つはずだ これから僕は 君に何が出来るだろうか小さな街を足音が響いた 愛しい君と空と月の夜 添える息は白く真新しい日を描く 僕達が見当たらないんだ 歩き疲れて 三年後僕は消えて無くなるだろうそれで君が忘れなければ良い なみだ なみだ 枯れても涙抱き締めても届かないからなみだ なみ
意味深な感情論は君の声 それは夜明け前崩れそうな罪悪感を 今 隠してくれる 研ぎ澄まされてしまった感覚は春重なった季節を詠みたくなっては泣いた足音に咲いた記憶 過ぎ行く香り 立ち止まる 意味深な感情論は君の声 それは夜明け前こんなにも 嗚呼 淡泊な反復に何が見えるのか嗅ぎ取った感情論は誰の声 そして夜明け前 左折 しゃくれてしまった感覚は無く擦れ違う奴等に「阿婆擦れ」と愛を説いた嗚呼 溶けて行く 意味深な
覚めない夢の中で 君と出逢った意味を深く考えながら名前を付けようこの優しい歌に 誰の為になれたら 僕は良かったのだろうか失ったものを また数えても見上げた空は青く 残された時間の中で僕には何が出来るのだろう思うほどに遠くなって手が届かなくなる 素晴らしき日々よ 僕を疑ったのはきっと君だと思うけど明日を疑ったのは悲しいけど僕だと思う 別れの朝に 枯れない花を君の名前に る月を祈るほどに遠くなるなら光の先はき
赤い月 素足の太陽は溶けてへどろの海 降り注いだ星の雨に生い茂るまだ若い木々が揺れて騙された鳥達が羽を捨てる 連なる純白の山頂を目指せば神の悪戯か 青い蜃気楼を見た気が付けば口付けをためらう様な香りの中 少年の歌 指先から倒れ込む振りをしてひとつ 溜息 言葉を飲み込めば舌触りは風 痺れる五感に満ち溢れる光と影 揺れていた 軋む音に耳を澄ませば愛しき君の声がしてばたつく足 僕をまた踊らせる揺れたまま 生き
鏡越しにさまよって 君好みに着飾れば少しだけ窮屈そうに苦笑う僕がいたんだ いつもより高鳴った足音を追い越せばあの日のように優しく澄んだ場所までもうすぐだ 今はもう 届かない声を飲み込んで緩やかな坂道を登り切れば 優しい風が通り抜けて行きました巡る季節も少しだけ寂しそうに色味を増すまた出逢った頃を思い出すような午後でした君だけが足りない世界は 変わらず綺麗です 香る花 そよぐ木々 光に沈む街伸びる影 溜息と
君だけの太陽になりたかったまだそんな事だけを考えてるのに幼い笑顔が僕の世界の中心で手を振って 背を向けて 消えて行く 二人の日々を例えたなら結び直した糸電話何かあるたび 震え抱き締めるだけでは伝わらない事ばかりだったんだ 季節は僕を また追い越して 冷たい風 長い夜が明けて行く 言葉に出来ない君の夢を見た朝は あの場所へ行こう僕達が歩くはずだったあの道を照らすように 太陽が昇る 明日への手紙 真夜中の嘘