Eenai;

i (弾き語り ver.) – Eenai;

i
私はどこへいってしまったの
雨上がりに
触れたの
君に
綻ぶ

挙動
身体中の細胞が
蒸発して戻らない
君だけになる世界

泣きたいほど好きなのに
君を前に嘘つきだ
なんでもないフリなんかして
またね、と音が鳴る


記憶を消して
叶わないのなら
このまま
誰に気付かれることもなく

反射
水溜まりに映った
情けない顔の私に誰か
傘をさして

誤魔化しても好きだから
強がってるよ、見抜かないで
偽った視線で願うんだ
ただ君の側にいたい

どうしてこんなに
嬉しさも悲しさも
混ざりあってるの?
温かいの?
悴まない痛みに
涙を堪えるの

泣きたいほど好きなのに
君を前に嘘つきだ
なんでもないフリなんかして
またね、とは言えない

どうしたって消えないよ

君の声も匂いも全て
私を溶かしていくの

ねぇ
記憶をもしなくしてしまっても
何度も君を好きになっていいですか

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