eastern youth

  • 歩いた果てに何もなくても – eastern youth

    また見飽きた景色の隙間から妙に寂しくなるような風が吹くなんだってんだって なんか用かって今日も無用の男に日が過ぎる 分かりきった話さ行くか行かざるならそうさ 行くだけさ 歩くだけさ歩いた果てに何もなくても ほらまた涙が悔し涙のにじむ時真夜中過ぎの青い月俺とお前だけさ青い月 避けえない話さ行くか行かざるならそうさ 行くだけさ 歩くだけさ歩いた果てに何もなくても みんな通り過ぎて 取り残されて追えば追…

  • 時計台の鐘 – eastern youth

    時計台の鐘が鳴っている俺のどん底には喜びも悲しみも孤独もなんにもねえのさ交差点に立たされて を迫られる灰のような雪が降ってくる 本当は雪なんて降っていなかったただ吐息だけが降っていた時計台の鐘なんて鳴っていなかったただ鼓動だけが鳴っていたただ鼓動だけを聴いていた 感傷必要ねえ 俺の感情回路を夜の環状八号線が掻き消してゆく感動は路肩の塵 明日は見えない過去は朧げで触れられないただ今だけが横たわってい…

  • JET MAN – eastern youth

    一足飛びに彼方の街へ風吹く速さのままに手を振り別れ誰かと出会う花と涙を携え 月の無い夜を一跨ぎ絶望の谷を一跨ぎ飛んで行け 飛んで行けツバメや雲やジェット機みたいに捨てて行け 捨てて行け 捨てて行け捨てられる全てを 一足飛びに知らない街へ躓く弾みのままに「誰の指図も受けない」なんてナカナカ難しいもんだなあ そうさ、アイツ等も一跨ぎそうさ、夕焼けを一跨ぎ飛んで行け 飛んで行け目蓋に残る傷の向こうへ捨て…

  • 循環バス – eastern youth

    今日も俺は猫以上に猫背だったよ一体何がどうなってこんな風な俺になったそっと触れることさえ出来た影たちも日が落ちて黄昏に消えてゆく 一足飛び何処へも行けるでもこんがらがって縺れた足のもどかしさにふと諦めてしまうのさ 循環バスの窓には 誘って遠すぎる空が広がっている循環バスの窓には 逃げ出したくて逃げられない街が広がっている あの時だって これからだってあの人だって 誰かだって心がしんと静まり返る瞬間…

  • 夏の光 – eastern youth

    背中を丸めて奴は駅前で週末の街の風景に溶けている手に入らぬものなら多くある甘い夢は逃げてゆく興醒め顔が見送っている 花のように着飾った男や女が過ぎてゆく今、あまりにそれ等は遠過ぎて麻痺した心に風だけが生きている事実を告げている 歌うように、微笑むように静かに凍りついてゆく夏の光 イントロが鳴りだしそうな雲行きだ夕刻に嗚咽のような鐘の音だふと、泣き顔と笑い顔は入り交じるいつもの見慣れた街角が知らない…

  • 声 – eastern youth

    花に曇の空模様俺の心は何処にある彼方此方を駆け回り辺り構わず呼ぶのだが「神様は死んじゃったよ」まだ俺は生きているようだ「もう花は散っちゃったよ」だが日々は続くんだ 鐘を打ち鳴らす 何回も打ち鳴らす雨雲を打ち壊し 俺を打ち壊せ喉の奥から沸き上がる風の吹くような声が 風に四月が砕け飛ぶ砕け飛ぶなら砕け飛べ気が済むまで彷徨って気が済んで微睡んで両頬を打ち据える幻に飛び起きる 窓を開け放て 魂を開け放て過…

  • 東京快晴摂氏零度 – eastern youth

    上空一面に広がる真っ白な彫刻が緩やかなスピードで悠然と去って行く地上には俺の足音地上には俺の鼻唄笑えったって難しいが苦笑いで見送るぜ また会おう あばよ さよなら当て所無いのが似てるな、俺達 そうだなそうやって瞬間が過ぎて行く目まぐるしいスピードは心臓のビートなんだろう摂氏零度に色が弾ける上り電車が街を引き裂く澄み渡る冬の風に右往左往の影と影 また会おう あばよ さよなら彷徨う様が似てるな、俺達 …

  • 驢馬の素描 – eastern youth

    描かれた自画像は酷く歪んでいた描き損じばかり足の踏み場もない部屋窓に映る姿が痩せた驢馬のようで俯いてカーテンを静かに閉めてから居眠り 目を覚まして、それから、 夕焼けを追いかけてゆく朝焼けを携えてゆく昼でもなく夜でもないお終いと始まりの繋がりを破り捨てた自画像が別の顔を作り出してゆく 夕焼けを追いかけてゆく朝焼けを携えてゆく昼でもなく夜でもないお終いと始まりの繋がりを破り捨てた自画像が別の顔を作り…

  • 扉 – eastern youth

    目の中には君は居る横顔は笑っている誰なんだろう、まだ見ぬ君目の中に幽かに在る『時計を止めてくれ。あと少し寝かせてくれ。』 目覚めては何を知る微笑みで何を拒む道行けど何も無く眼差しは社会を拒む『時計を止めてくれ。あと少し寝かせてくれ。』 目の前に誰かが居るその顔は笑っていない誰なんだろう、佇む君目の前に確かに在る『震えを止めてくれ。今、永遠の力をくれ。』 人気の新着歌詞 再生工場の朝 –…

  • いつだってそれは簡単な事じゃない – eastern youth

    街はいつも僕を置き去りにするから僕も街を置き去りにする事にしたのだ誰が僕に正義を指し示し得るのか僕は誰にそれの教えを乞えば良いのか 君はいつも僕に恐怖をもたらして見えそうになっていたものを隠してしまうんだだから僕は君の意地悪な目配せをありったけの勇気を込めて無視する事にした いつだってそれは簡単な事じゃない 僕はいつも誰かを傷付けてばかりいてそんな事はずっと前から気付いているけれど僕に出来る事は手…

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