唄うたいは唄をうたう 優しいその叫声で
君の手を握ろうとした
唄うたいは唄をうたう 優しいその唄声で
僕はもう…
モノクロの街路樹に寄りかかり 唄をうたう
赤煉瓦の入り組んだ路地
街灯消える度 漂う声は白く消えた
碓も通らないはずの路地に
モノクロの街路樹前 頬を赤く染めた君が
一人立ち尽くし涙した 温かい笑みを浮かべ
唄うたいは唄をうたう 優しいその唄声で
君の瞳に映らないけど
唄うたうよ唄をうたう 目の前で唄ってるよ
ここにいるよ
キラキラ鮮やかに 染まる街
この木の下で 僕いつも唄っていて
頬赤く染めた君 いつも僕の目の前で
温かい笑みで涙こぼす
唄うたいの体はもう空に溶け込み始めた
君の事忘れちゃうのかな?
唄うたいは唄をうたう 優しいその唄声で
もう君に届かないけど…
唄うたいは唄をうたう 優しいその唄声で
君の事忘れないよに
唄うたうよ唄をうたう 君に触れられないけど
君の涙 拭おうとした
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