DarkestoRy

  • 革命のダルカ – DarkestoRy

    怯むな。進め。悪魔に奪われたものを思い出せ。奴らに【言葉】などは通じない。悪魔を殺せ……俺たちの手で! 青年[ルドルフ]は途方に暮れた。またひとり、同志を失ってしまったのだ。「早く帰ろう……」そこへ、路地裏で嗤う不気味な老人が現れる―― 「悪魔が憎いかい? 勝利が欲しいのかい?」怪しげな首輪をルドルフに差し出した。悪魔に変化[なりすま]し、王宮へ潜入[もぐ]れば、革命の勝機は必ず来る。夜に溶け込め…

  • マリスの晩餐 – DarkestoRy

    森の奥には、夜の悪魔が住むんだ。奴らに【言葉】などは通じない。太陽[ひ]が沈む前には、帰っておいで。 少女[ミラ]は途方に暮れた。帰り道を見失ってしまったのだ。「早く帰らなきゃ……」ミラは森の奥へと歩きだした――。 夜の悪魔なんて、いるはずないわ。誰しも【言葉】で理解[わか]りあえるもの。やがて木の陰で、ミラは見つけた。古びた洋館[やかた]に、蠢く何かを。 此処には、ねぇ、誰かがいるの?蝋燭の燈[…

  • NotEQUAL – DarkestoRy

    男女の思考は永遠の漸近線(ぜんきんせん)まったく次元の違う世界だ肌に触れて本能赤裸々よりちょっとのミステリー 曖昧でいいと 人ごみは目眩し 古きデモクラシー はぐらかして愛想笑いのFridayいつでも新鮮なのは君の空間(スペース)だけ 恋煩いの始まりは≠(ノットイコール)火花が散った様だ すれ違いの摩擦君が遠くに行くほど=(イコール)全てが欲しくなる I’m crazy for you…

  • ダーケストーリー – DarkestoRy

    銀の雲に散らばる虚空ハルジオンの花の陽の淡彩君だけが知る悲しみの夜といっしょにその物語はやがて降り積もるように落ちてくる Sweet girl 何も知らない真っ白な君を彩る 愛の物語を特別に 教えてあげよう Baby, sweet girl 闇を知らない純朴な君も素敵だけどほら見せてあげよう“DarkestoRy”こんな風に Going on,Let’s going’ on…

  • 声を上げても – DarkestoRy

    幾千の夜を 一人で過ごしたろう君に出会うまでずっと閉ざしてた扉 暖かい その笑顔 溶かしてく心このままどうか側にいて 遠ざかって行く 影を追いかけもがいても小さくなってゆくだけ どんなに声を上げても 木霊だけ響いて言葉は 何故届かないの叶えたい 願いは ただ一つだけなのに全てを 失っても 構わない行かないで 消えることのない過去変えられぬ運命でもこの巡り合わせ意味があるはずさ 優しい 眼差しは 君…

  • パンドラの牢獄 – DarkestoRy

    歴史を変えるのはいつも、誰かが言ったひとつの【言葉】。世界が夜になるはじまりは、この最悪の物語[ダーケストーリー]。 少年[サウロ]は途方に暮れた。今日もあいつらに虐められてしまったのだ。「早く帰りたい……」サウロは泣きながら、誰もいない牢獄を磨き続けた――。 華麗なこの街[ダルカ]に、僕の居場所はどこにもない。【言葉】を交わす友達もいない。ひとり逃げ出そうにも、僕にはそんな勇気もない。お願い、誰…

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