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  • Bluebell Wood – D

    Bluebell wood 花が鳴る森で君と出逢った草木を讃えて命を慈しむ子 小さき友は言う「明日も此処で逢おう」時に飲み込まれた残酷な約束 feicfidh me thufeicfidh me amarach thu Bluebell wood 見違えるほど美しくなった君の世界では何もかもが儚い 私の一日は君の幾千の日々“変わらない心”でまた見つけてくれる 春が来て夏が来て希望の木々に花が咲き夢…

  • Solitude~最後の手紙~ – D

    秋風が吹き葉が散って行くもうすぐ雪が私を覆うだろうあなたに送り続けた手紙最後の願いが届くように鳥を飛ばす 雲なき空をどこまでも行くおまえと共に飛んで行く 心は 森を越えて眼下に広がる景色求めている理想と現実に打ち拉がれて 守りたかった あなたならきっとわかってくれる初めて出逢った時に感じた胸に負った癒えぬ傷 過去を物語って重なる想いはやがて翼を与えた 時に逆らえず命は眠れども子は子を生し紡いで行く…

  • ひび割れた柘榴石 – D

    近く 今よりずっと 月が側に在ったなぜだか心は読めなくなり 裏切りはあなたを傷付けた 群れを離れ彷徨う私を追いかける者などいない満たされない感情は弾け闇という光を失った ひび割れた柘榴石 この胸の想いが愛だと気付いてはいけないから痛むほどけた髪をまた結い直すのは 浮かぶあなたへの心を封じる為に 星の眠り 何度も見続けあなたを待ちわびていた夜の宇宙で見守ってくれていたあなたの元へ帰っていい? ひび割…

  • Dark fairy tale – D

    Once upon a time there was a fairy king.The changeling in a midsummer night’s Dream. 世界の狭間でサンザシが風に揺れて眠りへ誘(いざな)う闇夜に瞬き虹色に光る翅は妖しく舞った 火照る薔薇に夜露が濡れる不治の病に魘された 人間(友)の初子に祝福を与え迎えよう 馥郁(ふくいく)とした時を すべての美を讃えて…

  • Magical Door – D

    遠い昔の日 わたしも少女だった頃には不思議な夢を見たあれが夢か現実なのかはもう誰にもわからないけれど 真実は扉の向こうに カーテンを開けて 小鳥が囀る朝湯気の立つポリッジ 鼻歌が混じる眠たげに目を擦るこの子は昨日の夢を話してくれた 初めて聞いた振りをしてみせる 頷きながら 遠い昔の日 わたしも少女だった頃には不思議な夢を見たあれが夢か現実なのかはもう誰にもわからないけれど 真実は扉の向こうに わた…

  • Colosseo – D

    民衆(たみ)の声が身を貫き 飢えた視線は灼き付けられ風は金獅子の雄々しき太陽を気高く靡かせた 猛き波動き放ちて 迫り上がる罠を薙ぎ払え 避けては通れぬか 明日が来ようとももはや愛しき我が森へは帰れまい香しき花が咲き乱れる地 見紛うことなき遥かなる夢路には 相見えるあなたに罪はなくとも 望まぬ支配が我らに牙を剥く共に命背負う者 無情な凱歌に吼たけ 時代に謀られし魂よ 何と称されようと我は我であり神は…

  • In the name of justice – D

    魂は奮え 時は満ち還るべき故郷(ばしょ)へ貫かれた胸の奥錆び付いた刃 眠りから目覚めて我が血と共に生きる為に蘇れ 終わりのないように思える万事もやがて終焉に向かう異なる地で生まれた我らが今ここでひとつとなる 尊厳 意味ある生命誰一人として必要のない者はいない 眼差しが熱く燃えている 揺るがぬ絆 それぞれが愛すべき者を想うほどに結びつく傷だらけの背に刻まれた痛みは見えずとも分かち合うことができるだろ…

  • Nightly Knights – D

    旌旗(せいき)を翳して進め 荒野を流浪せしはぐれ雲ども 兄弟(けいてい)の契りを杯で蒼翠(そうすい)の苔むす岩に腰を掛けて交わそう 夜もすがら 神を欺く夢に耽りし絶望と狂気の頂に居座るのは偽りの後継者 かくも下卑(げび)たる地位 傍らには果てた躯 過ぎし日の幸よ 消え失せるな いつまでも然らば賢士 清き獣 悼みながらもおまえの心はしかと連れて行く 答えよ なぜ徒(いたずら)に儚き命を奪うのか胸を切…

  • 夜の眼と吟遊詩人 – D

    夕餉(ゆうげ)の支度に勤しむと火の粉が弾けた香る 慎ましやかながらも一皿の馳走 心に溶けゆく白い湯気の向こうにはひと時の安らぎ 遥か昔のよう 草木と踊り風が運ぶ唄は人々が紡ぐ絵物語色とりどりの出逢いと別れ どうして忘れられようか あなたの旅路を辿り私も旅をする地図に記された過去には ゆかしい宝物 想いの小箱(はこ)から楽の音は森に溢れ詩(ことば)は羽ばたいてあなたの元へと 夜の眼が耳を傾ける唄は消…

  • Grand Master – D

    その瞬間をずっと待っているんだ 今も俺を目にして慌てふためく貴様の顔が見たい 道化のキングは自慢の駒を配して構える俺の動きを濁った目で追うだけじゃ勝ち目はない 世紀を越えてなお無様な姿を曝すのか?そろそろ諦めてリザインするのも構わない チェスクロック 剣を抜け 盤より出でし虚構受けて立ったのさ 一度死んだあの日に斬り落とされた痛みは弱さ故に恐くはないか? 俺がGood move! Brillian…

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