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最終電車 – CYANOTYPE

もうすぐ夜の12時、君からの連絡が来ない
いつも決まって、君と電話してるこの時間
眠気覚ましのコーヒーが
半分になったところで電話が鳴り響く

遅いよ、心配したんだ
どうしたの?何があったの?
返ってきたのは 涙声の
ゴメンねと

会いたい

最終電車に乗って会いに行くよ
歯ブラシも着替えも無いけれど
それでも最終電車に乗って会いに行くよ
大好きな君が泣いているから

新品同様のランニングシューズ
買ったのはこの日のためだったんだ
いつもは待つ真夜中の赤い眼をした信号機
今日だけは待ってられないから
見逃して貰おうと急いで駆け抜けた

残り時間はあと五分
ヤバい急がないと乗り遅れそう
走る僕に飛び込んできた
車にあたり

宙を舞う

救急車に乗って君に会いに行くよ
そんな夢を見ながら電車に乗ってます
このまま最終電車に乗って会いに行くよ
大好きな君が待っているから

あなたが会いに来てくれると言ったから
私の涙は止まったの 止まったの
あなたが会いに来てくれたから くれたから
私の涙は止まらないの 止まらないの

汗でぐちゃぐちゃのこの僕と
涙でぐしゃぐしゃの君の顔
満天の星空と月の明かりが
僕らの影を一つにした

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