CIVILIAN

愛 / 憎 – CIVILIAN

見つめられたら 笑い返すのさ
腹の中の憎しみまで悟られぬように
戻れぬ旅路に それでも征くのなら
涙や後悔など 見せてやるなよ

忘れられたら 楽になるだろうか
もしかしたら貴方も望んでいるだろうか
青い小鳥が 部屋で喚いてる
「貴方の幸せとは 何処にあるの」と

嬌声が響く夜の帳
今 熱を帯びたまま舞台に立て

馬鹿馬鹿しくてさ 涙が止まらない
どうせ皆阿呆だ さあ輪になって踊れ
ああ もし 今 ふいにドアを開けられても
不細工なステップ踏んで 汗塗れ 笑え
素面(シラフ)に戻るまで

靴を片方 無くしていたのは
慰めや憐れみさえも心地良いから
貴方の瞳の奥に映っているのが
誰でももう構わない どうかその手を

誰かの声も聞こえない振り
欲しかったのはそれだけじゃない
ねえ 私だけが 知っているのさ
胸の空白の その正体を
皆 皆 本当は寂しくて
一人きりでは たちまち壊れそうで
呪いにも似た 鎖にも似た
感情を探している その名前は

馬鹿馬鹿しくてさ 涙が止まらない
どうせ皆阿呆だ さあ輪になって踊れ
ああ もし 今 世界が嘘と明かされても
滅茶苦茶なステップ踏んで 笑うのさ そして
さあ 素面(シラフ)に戻ってしまえ!

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