CIVILIAN

何度でも – CIVILIAN

心臓が脈を打った時 僕等には決まっていたんだ
否応無く始まる 離脱不可の人間試験が
渾身の力でもって 振り落とされないように縋って
正解な人間であれ 誰より早く

憧れたものは儚く 命はか弱く
血塗れのままの姿で それでも
その手をきっと待ってる

何度でも ほら何度でも
闇へ手を伸ばせ 何を掴んでも
いつか本当の 命の使い道を
その手に掴むまで さあ
何度でも 立ち上がれそのまま

英雄も偉人も勇者も 選ばれた側の人さ
その背後に聳える 有象無象が僕等の世界で
後悔と諦観抱えて 下向いて傍観の群衆混じって
最高に最低なその 心を抱いて

そう 何度でも ほら 何度でも
涙を流せ 果てはしないから
いつか本当の 青白い朝焼けが
瞼に浮かぶまで さあ
何度でも 泣き濡れろそのまま

誰の為の命だ 何の為の心だ
誰に試されてるのかは
もうすでに解ってた
後ろを振り返って
ちゃんとよく見てみろよ
品定めされてるぞ あの日の自分に
鼓動の数は 何回残ってる
有限の限界のその先まで
最後の0.001秒のさらに奥へ
核心まで

何度でも ほら 何度でも
闇へ手を伸ばせ 何を掴んでも
いつか本当の 命の使い道を
その手に掴むまで さあ
何度でも 立ち上がれそのまま

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