CHRONICLE

宇宙 – CHRONICLE

壊れたフェンスと 開けておいた窓
夜の教室は 呼吸が軽くて
屋上のドアを そっと押してみた
生命の放課後 無数の塵の中

ひとつ星 寂しく光る
孤独さえも超える場所で

でも
何度 何度でも生きるよ
見上げた宇宙で君を見つけるまで
どんな星座でも結べない
今日を探していた
未来願って

意地悪な顔で 歩いていく未来
電車に揺られて 知らない街まで
決められた道を 寝過ごした朝に
まだ見ぬ景色が 笑った気がしてた

言葉では届かないような
言葉だから言わないまま

でも
何度 何度でも泣いたよ
見つけた途端にまた消えてゆくから
何光年の場所にいれば
ずっと綺麗なのに

だけどわかってた

手にした明日よりも無くした昨日で
縫い付けられた今日だから
あの日不意に敗れた夢や しわくちゃの約束は
放課後の塵の中 目覚めを待っている

何度 何度でも探すよ
言葉や温度より確かな目印で
どんなくたびれた理由でも
いいよ この生命は

何度 何度でも生きるよ
見上げた宇宙で君を見つけるまで
どんな星座でも結べない
今日を探してた

ほら 聞こえるから
ここにいるって

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