Bluem of Youth
詩 – Bluem of Youth
見果てえぬ空に泳ぎ疲れた
鳥も羽をたたむ雑踏に座り
味気なく終わった未熟な恋模様
帰り道に映したりして
不順な動機がうごめく都会で
使えない僕は忘れられてゆく
それもしょうがない口癖のように
陽のあたるこの街を下る
子供の頃に覚えた
共存してく為の術は
隣を出し抜いて生き残る
悪意の知恵に変わり始めていた
繕いながら裏切りながら
後悔の家へ人は帰る
誰も知らない傷跡癒せないまま
愛すべき君を探しながら
僕は生きている
古き良き日を懐かしんでも
至らない現在が蘇るだけで
君は今どこで咲いてるのだろう
そしてまた闇に消えてゆく
孤独とはただ失う
空虚なものなどじゃなくて
出会った人の愛や言葉を
忘れてしまうことだと知った
向日葵のようにただひたすらに
向かい風の街で咲いていたい
無力な詩のかけらを繋ぎあわせて
そしてまた今日が動き出す
英雄はいらない
繕いながら裏切りながら
後悔の家へ人は帰る
誰も知らない傷跡癒せないまま
束の間の夢に何度も破れながらも
いつか出会う君のために
僕は生きている