手を振りすぎた あなたは言う ふと「ご苦労さんなこった」って
南の島で夕陽あびて 波音とともに静かに呟く
必要とされぬ 夢みがちな男は
年齢不詳の「なんだか分からん人ね、あなたって男は」
どうせ突然帰ってくるんでしょう 昨日あなたの話になったわ
どんなヒーローも悩みはあるけど 俯いてちゃいけない
手を振りながら空飛ぶのさ ずっと けど静かに落ちてく
住所不定の「なんだか分からん人ね、あなたって男は」
どうせいつかは灰になるとかって 結末ばかり目移りするから
紅色の花でも窓辺に飾って また新しい旅に出ようかなんて
口ではそんなこと言うのはタダだって あなたの笑い声が聞こえた気がする
戸口がガタゴト騒がしくなってきたな また新しい嵐をつれこんで
あなたは夢の中
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