ビルの谷間を駆け抜け
日陰に潜む悪を封じる
正義の味方はただの恋人
誰にも見せない
かなしみに夢を乗せてゆく
ヒーローヒーロー
スーツを脱いでここへおいで 楽しいことだけ
ヒーローしようよ
無敵のマントでおひるねを 内緒のしあわせ包む
愛を残して言わずにいなくなるから
待てば待つほど
私はすっかり強くなっていた
屋上のぼれば
風の便りかな 吹き抜ける
ヒーローヒーロー
私はここで暮らしてるよ お日様で目覚める
ヒーローしようよ
私の分も泣いていいよ 内緒の話をつむぐ
ヒーローヒーロー
スーツを脱いでここへおいで 楽しいことだけ
ヒーローいこうよ
こっそり世界を抜け出して 静かな二人の宇宙
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おなじゆめ – AZUMA HITOMI 開け放しの窓から 灯りはおだやかゆっくり見わたす 紺色の空吐息はうつぶせ 確かなリズムでまっすぐ聞こえる どうだい?脳内せかいぜんぶ忘れて無邪気な 君の夢の中へ
ハリネズミ – AZUMA HITOMI 捨てたはずの不安の種が心突き破って芽を出した無数のいばらが今日も足下伸びて待ち構えているどこへゆけば会える抱きしめないで 背中のトゲは 君を傷付けるよそれでも
きらきら – AZUMA HITOMI 君は今 孤独の耳栓をしてふとんの模様をなぞってる君は今 白い壁にくっついて闇をにらむ敵はどこだ 君の中だ 固まった黒い お砂糖みたい君と今 ガラス越しにきらめい
ドライブ – AZUMA HITOMI 呼吸をするたびに溢れてゆく未来横顔盗むのはやめにしてイエスでもノーでもない走り続けるだけ涙は夜空にあずけて君を見失った だけど二人は止まらないそうさこんなに自由
無人島 – AZUMA HITOMI こんくらいなら大丈夫ボロボロのスニーカーまるで予想ハズレにわか雨のいたずら飛び越えきれずに水たまり真ん中でぽつり無人島のように浮かぶ聞こえてこないの ただ響くの
にちよう陽 – AZUMA HITOMI 冬になるといつも思うんだ夏ってどんなだったっけ秋になればなんとなくそろり離れてったふたり朝目覚めたら好きな teaより君をあっためたいよ今度こそたのしくなれるも
east – AZUMA HITOMI 東の空の彼方の手前で休みたい 眠りたい 届かない赤い信号 車の光はきらきらさらさら 私を置いてく寄り添ういびつな影は 見なくてすむ涼しい風に揺れて そろり離れば
東京 – AZUMA HITOMI 改札を抜けて待ち合わせしたならそれがあたり前で私の知らない景色を映したその瞳にキスをはしゃぎたいのにぼんやりしている音のない雨上がりしあわせだけが降り切っていと
walk – AZUMA HITOMI 空の青にも闇の謎にも染め抜かれたアスファルト羽はなくてもまつげ開いて浴びてるんだ夕焼けどんな一日きょうが毎日ここはだれの帰り道アベリアの花 バドミントンの古い羽