ASIAN KUNG-FU GENERATION

ホームタウン – ASIAN KUNG-FU GENERATION

ナッシング 実は何にもない
それに先立って 夢も希望もない
無愛想な商人の 即席のリアリティを
ゴミ箱に叩き込んで燃やそうぜ

蹴飛ばして 愛を確かめたい
君にまたがって 声を確かめたい
止まったエンジンと漲ったバッテリーも
彼のことを思い出してキメようぜ

俯いていては
将来なんて見えない
ほら 雨上がりの空から
子供たちが覗いて笑う
ホームタウン

「こんなことして何のためになるんだ」
そんな問いで埋め尽くされてたまるかよ
ねえ そうだろう

交差点の向こう側
ハグしようか 何度も

俯いていては
将来なんて見えない
ほら雨上がりの空から
子供たちが覗いて笑う
ホームタウン

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その訳を – ASIAN KUNG-FU GENERATION

思い描くことさえ僕らは忘れたよ吐き出す焦燥の否散る訳をその訳を伝えたいことさえ僕らは失くしたよ吐き出す焦燥の否散る訳をその訳を絶望の果て 繋いだ手の僅かに浮かん

夏蝉 – ASIAN KUNG-FU GENERATION

雲の影まで焼け付くような 白い太陽だったそれも午後には見失ったな 愛車 ワイパー 雷難叩くような雨粒が 窓辺を濡らす傘の上迷い込んだ蝉の音が 染み入るような夕べ

オールドスクール – ASIAN KUNG-FU GENERATION

錆びた顔色で日々を嘆けば広がる距離だけ眺めて 遥か固く閉ざしたドアの奥でずっと絡まって薄暗い部屋の端でじっと踞って曇りはじめた窓の鍵にそっと手を伸ばして飛び出せ

N2 – ASIAN KUNG-FU GENERATION

塀に奥にDon't put your trust矢のようにサーチ アンド ダウト骨抜きの言葉夢のように「安全だ」ってコール降雨塀に奥にDon't put you

マーチングバンド – ASIAN KUNG-FU GENERATION

色の褪せた絵の古ぼけたベンチとはにかむ少年雨ざらしのまま朽ち果てたいつかの希望を掲げよう蔑むこともなく驕ることもなく花開くヒマワリの種にもならぬような胸の奥の秘

アネモネの咲く春に – ASIAN KUNG-FU GENERATION

拝啓 冬の朝 白いため息たちよ綴るべき言葉など何処かにあるのでしょうか相応しいメロディも探し歩き回って未だ辿り着けていないです想像を超える出来事が一度に起こって

レールロード – ASIAN KUNG-FU GENERATION

哀悼君と町を結んで谷を下って愛憎 胸の奥にしまって列車は行くのですマイクを日々のレールに繋いで言葉を紡いで今日も窓の外に向かって空気を揺らしてそんなイメージ喪失

1980 – ASIAN KUNG-FU GENERATION

雑誌の上の能面付けろ袋詰めのポーカーフェイス真四角でも飾り付けろ囃し立てろ今日だけブラウン管越しのギヴミーマネー出鱈目プライム・ミニスター分からないだろうか 死

マシンガンと形容詞 – ASIAN KUNG-FU GENERATION

雨が降りやんで少し乾いた道端に宿るイメージと舞い上がった名も無き正義が君の言葉を奪うのだろう膝にすがって泣いても誰かを恨んでも当面は憂えたって嘆いたって変わらな

バイシクルレース – ASIAN KUNG-FU GENERATION

積み木のように積み上がり砂漠のように乾いた街角をひとつずつ ひとつずつ指を折るようにすり抜けるようにタイヤのチューブは擦り減り漕ぎ出すペースを奪い去るように少し

大洋航路 – ASIAN KUNG-FU GENERATION

雨降りの朝を通り過ぎる色とりどりの傘を弾く音で水嵩は増すのだろう少しずつ濁った誰かの何かで溢れる街角かき分けるクロールの僕はカナヅチだったりもう 錆びついたオー

1.2.3.4.5.6. Baby – ASIAN KUNG-FU GENERATION

1 2 3 4 5 6 BabyAll I want1 2 3 4 5 6 BabyAll I want愛を斜めになって蜂になって 集めた蜜で何を作ろう苦しくな

AとZ – ASIAN KUNG-FU GENERATION

ABCで書き殴れもっとEFGの英知だけずっとIJKじゃ得るモノはないかMNOがピークならキューをRST 憂鬱だよ いつもVW エンジンふかそうかXYZ 足りない

夜を越えて – ASIAN KUNG-FU GENERATION

音楽はあまりに無力なんて常套句に酔っても世界をただ一ミリでも動かすことは出来るだろうか悲しみだけが強かにレンズに映るけど焼き増すだけならフィルムに埋もれるだけだ

冷蔵庫のろくでもないジョーク – ASIAN KUNG-FU GENERATION

キリのない戯言積み重ねるなら夜風に吹かれて溶けてしまいたい死ぬまで君とふざけ合って能書きをたれるほど猶予はない嗚呼 馬鹿に塗る薬はない冷蔵庫の ろくでもないジョ

それでは、また明日 – ASIAN KUNG-FU GENERATION

透明なようです悲しいさ 凍るほど聡明だそうです口出すな もう二度と亡霊 果ては幽霊消え失せろ イメージごと共鳴 求めて打ち鳴らすような鼓動彼が求めたのはあの娘が

リロードリロード – ASIAN KUNG-FU GENERATION

イエス神のみぞ知るようなタイプのジョーク贅沢な理想を掲げて 裏腹スレイブのような目でハンドカフスと君の手鎖はここで断ち切れ回転式に情熱をリロードリロード!リロー

踵で愛を打ち鳴らせ – ASIAN KUNG-FU GENERATION

喜びは流れる水のよう掬い上げた手のひらから するりとこぼれ落ちたそれでも 繰り返すようにささやかに両手を濡らす怒りは青あざのよう気づかない間に 誰も知らない間に

Loser – ASIAN KUNG-FU GENERATION

2012の俺たちは猿みたいに欲望でドロドロになるそれでヘヴィ・ドランクから窓辺のジャンキークソのような日々を血塗れドライブ私利私欲の狸オヤジ達ケツから吐け ガス

真夜中と真昼の夢 – ASIAN KUNG-FU GENERATION

忍び寄る影に僕は何度も真夜中に目を覚ます七色の光 写し出すのは風のない夜の雲砂を噛むように君は何度も白昼に夢を見る道路の向こうで光り出すのは追う度に逃げる雨叶う

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