Andare

鯨波の声 – Andare

梅田駅から目指すあの場所は
若者たちでいつも溢れていて
目印はビルの隙間にある観覧車
たった一度 乗ったきりだ

空飛ぶ赤いクジラは
ただそこに居て
空飛ぶ赤いクジラは
すべてを見てた

入口と出口はおなじところで
似たような服を着た人の群れを
静かに見下ろす赤いクジラを
ぼくはいつも眺めてた

小さな部屋にみんなで集まり
ゲームをしてテレビを見て音楽を聴いて
最終電車を無くした夜は
あいつのチャリを借りてペダルをこいだ

冷たい風に
うしろ髪引かれて
本音はいつも
心に閉まったままで

悲しいと苦しいと悩んでいても
嬉しいことなんて何も無くても
それでもふざける無邪気なあいつを
みんなでいつも笑ってた

いつの間にか懐かしい思い出になった
風の噂でパパになったと聞いた
赤いクジラと僕は変わらぬままで
今も未来を眺めてた

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サムタイム・サムデイ – Andare

今こそ走らずにいつ走るんだもうすぐ会えなくなるよ限りない世界の中の限りある扉の数いつから此処に居てまだこの場所で誰かが開けてくれると今までも思ってきたsomet

ノンフィクション – Andare

同じ時を過ごした日々は夢のように風のように進み出した僕の時計はいつも過去と未来あの子がいつも散歩しているかわいい子犬あいつのようにあんな風ならどんなにいいだろう

NUMBER – Andare

赤と白を 混ぜたら足下に咲く花青と白を 混ぜたら頭の上 広がる空休みの朝はやることいっぱいで背伸びして見た外はいい天気五分後に鳴る目覚まし時計めぐって来たツイて

トリックとりっくら – Andare

しらんぷりは得意だけど見て見ぬふりは苦手だ目と目が合って撃ち抜かれた1秒後 目を逸らしたこの思いをぐじゃぐじゃにかき混ぜたこれこそが運命だそう言うの何度目だろう

my name is – Andare

この前あいつと話しててやっと思い出せた隣のクラスの無口な子気になってたこの名前結局 一度も話せぬまま卒業したんだっけあれから一度も会ってない会わない方がいいねた

立春 – Andare

ひとりじゃ生きていけないと教えてくれたのはきみきみが生まれた日のことをきみは知らないだろうやっと会えたと流した涙笑顔だけどよく見えないよ応えないとわかっていても

希望のうた – Andare

僕が弱いことをあなたは知っているのでしょうだから天を仰ぐように朝がやって来るのでしょう生まれて来た意味を探し続ける理由はたったひとつの輝きを大切にするために嬉し

アーティスト – Andare

真夜中の部屋の中ピアノを弾いてペンを取り出し思うままに並んでゆくおたまじゃくしが踊ってわたしは言葉を連ねてきみはそれを聴く人でわたしたちは音で奏でてきみはそれを

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