紫色のシャツに着替えながら
そばかすなんて気にもとめない部屋
目覚めの悪い朝も七年目の
暑さにはでた甘い種の不思議
はだけた唇隠し 身すえた屋上に捧ぐのは
ひなどりも待つ茄子の足 とりあげる指の白さ
いかさまみたい この頃の時計は
肩にこぼれた飾りのせいにして
今何曜日?問題は昨日で
彼まかせにも慣れる種の不思議
あずけた頬に彩る 紅割れた恋えくぼ 舐めれば
たどりつくの件の夏 手を振ればなびくその声
そっぽを向いても似てる やっぱり変わらない顔
知らん顔でも夢見てるの
やっかいな風に似てる さっぱりさえない終わり
飛ばされてまたうつむいたり
くってかかるのが似てる しっぽり行くのが流行り
とがらした口濡らすかたち
かってな素振りも似てる 行ったり来たりの水たまり
二日と乾かないわがまま 水たまり
はだけた口唇隠し 身すえた屋上の捧ぐのは
ひなどりも待つ茄子の足 浮きあがる雲そらして
あずけた頬に彩る 紅割れた恋えくぼ 舐めれば
たどりつくの件の夏 背もたれの硬さも彼の後ろに
舌足らずからかう時も とりあげる指の白さ
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五つの夜まで – ANATAKIKOU 広いオデコ撫でてあげる 手入れの雑な膝枕であなたの上着は温いの アタシの冷え性も眠るの二人 朝寝のあとで 熱いうどんがまた食べたいの丈の長い服の香り 一人 想い
リリー – ANATAKIKOU この夏の雨を穏やかと 名付けたリリーの朝にはひとり言 寝言 雨の音 窓の外は準備中この夏の雨を穏やかと 名付けたリリーの店から明け方に伸びかけた髭で 青ざめた様
モネラ氏の庭園 – ANATAKIKOU 数えて、庭の蝶は 横風迷いながら彼の手を越えて今、寝静まる街に消えた数えて、花びらから 導かれたその夢に身震いは隠せない 深呼吸だモネラ夏の夜風に 頬よせては暮
アーチ、越えて – ANATAKIKOU 廊下を伝う重い声 まわる呆気ないため息って そう挨拶代わり 砂雑じりの風に乗ってく 夢みたいだねうつむき加減ほどほどに 帰る線路沿い すまし切ってたそう 塞ぐ陽
黄色い道 – ANATAKIKOU ひとまたぎする道の向こうにあの娘が見える探し物なら忘れる程の六月の雲通り雨から誘われるまま砂利道、蹴って橋桁のすみ、しゃがむあの娘の手を捕まえた黄色の道二人でゆ
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またたく合図 – ANATAKIKOU 星の形 またたく合図 夜が私を照らす少しも見逃さないで まつげの先まで伝う暗い道を歩く側から 夜に私はてらう動き出す砂の雨が 厚みをおびても今 届かない手を恥じ
それは秘密 – ANATAKIKOU それは秘密 はさみをつかって切りとるようなまぶしい色づかいが白い絵具にとけてゆくまるで子供の落書きの 小さく垂れるユリの遊び絵それは秘密 はさみをつかって切りと
幻想港町 – ANATAKIKOU 着の身着のまま一人旅風にまかせて歩いたらある日 出会った港町まるで夢の続きの町へそで風きる子供らがみんな笑顔でお出迎えシュークリームでバドミントンくらげに習う立
シンデレラ – ANATAKIKOU 声を聴かせておくれ 僕のシンデレラ会えない時間がくれた 恋の魔法を解かないで夢を見させておくれ 僕にシンデレラ会いたいとつぶやく夜空に 無限の流星雨あの日に帰れ
はにかんで – ANATAKIKOU はにかんで踊ろう 悩むことはもう何もないのさ泣きやんでしまおう 僕は君の味方なのさはにかんで歌おう 誰の目も気にせずに二人で飛び出してしまおう 長い夜が待ってい