amazarashi

とどめを刺して – amazarashi

失望したって君が言う時 君は失望の彼女みたいだ
夜明け前だ 血の気の引いた空 死人みたいな一日がまた来る

君の瞳は拒絶していた 曖昧な受諾と定めと
時間がくれるはずだったもの そのほとんどを
おかしいのは自分以外 嫌いなくせに笑ってるパラノイア
悲しい風には泣かない 悲しいなんて認めない

ねえ二度と泣かないように 君を脅す君にとどめを刺して
僕と逃げよう 地の果てまで 追っ手は暗闇 明日無き逃亡

「誰にだって辛いことはある」 そういうのは自分にだけ言って
君の辛さを平凡にしたがる 人の無自覚が誰かの辛さになる

青い国道をひた走って 逃げ切れるような気がした
何かに追われてるような気分に追われてた
鼓動が速い分だけ 人より速く進めると言い聞かせ
苦しい顔で走らない 苦しいなんて認めない

ねえ二度と泣かないように 君を見くびる君にとどめを刺して
僕と逃げよう 潔白ではいられなかった人生 呪いながら

立ち寄ったダイナーで 君と僕の顔写真 指名手配のニュース
「自分の気持ちを殺害したとされる男女二人が」
「計画的逃亡」
「服装を変えながら」
「知人の元を転々と」
ねえ カーラジオのボリュームを上げて
ねえ もっと上げて
最高な気分なんだ 笑いが止まらない
どこまでも行けそうだ どこまでも行けそうだ

ねえ二度と泣かないように 君をいじめる君にとどめを刺して
僕と逃げよう 命尽きるまで この世に恩義も義理もないさ

急カーブ、猛スピード そりゃそうだ
この結末は もちろん想像した
曲がりきれぬ道を曲がろうとしたんだ
せめて最期は 笑っている為

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真っ白な世界 – amazarashi

朝 目が覚めたら 雪が降っていて曇った窓こすって しばらく見ていたよあなたの居ない世界は 寒くて嫌いだな子供みたいに愚痴って 僕は家を出る変わらない日々に 何を

コンビニ傘 – amazarashi

冷笑の365日にずぶ濡れのコンビニ傘が土にも還らずゴミでも非ず モノでも非ず役立つでも無く 邪魔するでも無く昼はカラスに啄ばまれ夜には星座を睨みつけ磔にされた街

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