夜空を引き裂いた春もぼくには触れてはこなくてまぼろしのように咲いたバラ痛みだけが指にふれる愛おしさばかり打ち寄せだれにも触れたくないのにひとりきり生きる瞳にやむことのない波音ひかりのなかに恋をしてる孤独はきっと、そういうもの緑、破れた日影に滲む、夜の焼け跡走るメトロの振動で、ぼくの輪郭ぼやけて愛が、溶けだすように揺れる、ぼくだけの朝さみしさとともに訪れるやさしさがぼくに染みつくいつかは全てが消える