a flood of circle

星屑のレコード – a flood of circle

満天に輝く星屑が
凍えるような夜に

冷えきったその手のひらを温めることさえできないまま
沈黙の中君は『さよなら』と呟いた

本当の気持ちも言えずに
僕は黙って頷いた
離れていってしまう心が
あまりにも寂しすぎて

歩き出してく 夜の彼方へ
足音だけを 街中に響かせて
ひとりぼっちのパレードは続てくよ
君がいないこの道を

『世界が美しいのは一人じゃないからなのさ』なんてね
照れ臭そうにいつも好きな歌詞(うた)を歌ってた

どこか懐かしいメロディーも
真っ直ぐに届く声も
僕の心を照らしてた
輝く星屑のように

張り裂けるほど 切なくて
後悔が今 夜空を 駆け巡る
あの時君に ちゃんと言えたらまだ
未来は 続いてたかな

まぶた閉じて 面影を浮かべてる
君の好きだったレコードが
聞こえるような気がして

思い馳せるよ 空の彼方へ
いつまでもずっと 繋がっていたかった
生まれ変わってもまた巡り会えるのなら
その手を離さないから
満天の星屑の下
夜明けをひとり待つのさ

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