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霞 – 369

朝になれば光がさして 当たり前のように眼を覚ます
君が居たはずの部屋の中 見渡して慌てて起きる
突然君が変わったのは 僕が 君の涙を見なかったから
夜の暗闇(やみ)包む部屋の中で すすり泣く日を 知りながら

きっと通り雨 泣き止んで
迎えに来てって言う 電話待ち続け

いつもと同じ夜空に 輝いた君が
眠るにも 側に居なくて
いくつもの夜を越え 輝いていたから
いつまでも 君を探して

今日も陽は沈み夜が来て いつもの様に切なさが増す
忘れるはずの無い過去がほら 君を一瞬だけ連れ戻すよ
突然君が居なくなった 受け入れたつもりで眼を閉じた
夜の暗闇が包む部屋の中で いつの間にか時だけ過ぎた

すぐに強がって 飛び出して
暗闇が怖くなって 戻る君を待って

いつもと同じ星空は 何故か滲んで
叫んでも 君は居なくて
いくつもの夜を越え 輝いていたから
いつまでも 君を探して

思い出は優しいふりをして 君を連れて行く
もう何も見えなくなるよ

不機嫌な返事で構わないのに 君は眼を閉じたまま

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