いつしか忘れられた オジーの形見の三線床の間で誕生祝いの 島酒にもたれて ほこりを指でなでて ゆるんだ糸を巻けば退屈でたまらなかった 島唄が響いた 鮮やかによみがえる あなたと過ごした日々はやわらかな愛しさで この胸を突き破り咲いたのは 三線の花 テレビの斜め向かいの あなたが居た場所に座ればアルミの窓から 夕月が昇る 家族を眺めながら 飲む酒はどんな味眠りにつく前の 唄は誰の唄 喜びも悲しみも いつの日か